ベイトフィッシュが秋バス攻略のカギ
9月になると日没が早くなり、さらに秋の長雨や台風などの影響で、フィールドの状態が一変する事も珍しくありません。
10月にはいるとバスは冬に備えて体力を整える時期で、旺盛な食欲で小魚を捕食します。ベイトフィッシュの基本的な回遊コースはカケアガリですが、ゴロタが散在する広大な桟橋も見逃せません。ファーストムービング系のルアーでキャストを繰り返しましょう。
秋の長雨で水位が上がればシャローエリアが爆発的につれるので、陸っぱりでも十分に楽しめます。
時間帯別攻略
秋は大別して朝と日中に分かれて攻略することになります。
朝(6時~10時)
まずは岸際からチェックします。秋雨や台風の影響で増水すれば爆釣できるエリアです。バスは足元にもいるので、いきなり水辺に近づいてはいけません。特に、水深のあるアシ際には次から次に魚が入ってくるので要チェック。
トップウォーター・プラグでまず攻めたら、シングルウィローリーフのスピナーベイト。反応が薄ければ、テキサスリグとなります。ねらいはアシ際。増水していれば出来るだけ奥に入れるようにします。
日中(10時~17時)
大型化したベイトフィッシュは水深5m前後のボトムから1mほどを回遊します。これには大型バスがついていますが、残念ながら岸から攻めるのは難しいです。しかしご安心。ゴロタ石などの散在する広大なシ底の平らな浅場にも小魚は回遊してきます。これが陸っぱりのターゲットになります。
岸が護岸や消波ブロックで、その沖が1.5m前後のフラットエリアになっていれば、小魚についたスクーリングバスがいるはずです。しかし、それれはいつ回ってくるか分からないので、手返し良く広範囲で探ってみましょう。
まめ知識
フォールターンオーバー
水は温度が下がるほど比重が重くなるという特性を持っています。秋から冬を例にすると、外気温が急激に下がる事により表水温が下がり冷えた水は下降します。これをターンオーバーといいます。
しかし、フォールターンオーバーは急激な水温低下で底と表層の水が一気に交じり合ってしまう現象です。底部に長時間あった水は溶存酸素が少なく、それが混じりあうため水質は一気に悪くなり魚の活性も下がります。