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ゼロから始めるバスフィッシング

バスの学習能力について

一般にバスは頭がいいと言われています。一度かかったルアーは覚えてるようです。

「スレバス」って言葉を聞いたことがありますか?擦れたバスって言う意味で、要するにルアーに慣れてしまったバスです。以前に釣られたものと同じルアー、カラー、動きだと「あ、前にひでぇ目にあったやつだ」と警戒して興味を示しません。この事からも、バスは学習能力が発達した魚と言えます。

じゃあ、いつまで覚えているかということですが、だいたい3ヶ月ぐらいと言われてます。でも釣られてビックリしたショックはずっと覚えているかもしれませんね。

そのため、バスをゲットするには、釣り場の状況を見てルアーの種類や色を変えたり、バスが興味を持つようにルアーの動かし方を工夫する必要があります。

バスの成長

では、バスの成長について。バスはどのくらいで夢のランカーにまで成長するのでしょうか。大まかには以下の通りです。

★1年目(7~9cm)

生まれたての頃は親が稚魚を守ります。体長3cm以上になると稚魚は親元から離れます。ただ、単独での行動は他の魚のエサとなってしまうので、稚魚だけで群れを作ります。

★3年目(19~27cm)

人間で言えば中学生~高校生ぐらいですかね。人間同様、元気があって色んな事にも興味が出てくる年頃(?)なので、ルアーにも活発に反応します。スレていないので釣れやすいですが、いわゆる「小バス」なのでちょっとガッカリするサイズです。

★5年目(27cm以上)

釣りのターゲットとしてはこのクラス以上ですね。警戒心も強くなってくるので、攻防を楽しみながら釣った時はかなり嬉しいサイズです。

この頃になると体が出来上がって来るので成長は遅くなってきます。

★10年目以上(50cm以上)

この辺までくれば、夢のランカークラス。警戒心も最強のボスキャラクラス。長年の経験からそう簡単には釣れてくれません。重量感も半端なく、非力の人だとロッドごと持っていかれるんじゃないかと恐怖心すら抱く大きさです。

ただ、10年たてば必ず50cmを超えるわけではありません。個体差があります。それは人間も同じですね。

バスの寿命ですが、やはり個体差がありますが、10~15年と言われています。

バスの聴力

ポッパーやラトル入りのプラグ、バズベイトなど、ルアーには「音」を利用したものが多いですよね。バスには内耳(これはエラブタに埋もれているので、外からは見えません)と側線の2つの聴覚器官があって、音に敏感に反応します。危険を察知して逃げるか、また餌だと思って近づいてくるか。どんな音が好きかでは分かっていませんが、自然に近いような音は違和感が少ないので嫌がらない事は確かです。

また、音は空気中より水中のほうが伝わりやすいので、水中にいるバスに対して警戒心を起こさせやすいといえます。つまり、足音などは水中のバスに気づかれやすいのでポイントへは静かにそ~っと近づいてください。

特に野池や川などの場合、足元にいる場合がすごく多いのでいきなり岸際に行くと、バシャッとバスが逃げていくことがあります。逃げられた時は、「そこにいたじゃん」とかなりショックです。こういうバスは警戒モードに突入するので、釣るのはかなり難しくなります。

バスはどんな色がすき?

バスに好きな色はあるのでしょうか?ある雑誌で、全国のプロショップにアンケート調査をしたところ、「ランカーは、黒系のカラーを好む傾向があるのでは?」という結果が得られた事もあったそうです。そもそもバスは色を見分けたり、好みのカラーがあるのでしょうか?これに関しては実験から、バスは魚の中でも色彩感覚が優れ、多数の色を見分けられる事が証明されています。ただ、どの色が好みかまでは分かっていません。

それでも、水の透明度(濁っているか、澄んでいるか)、太陽光線の強弱(晴れているか、曇っているか)、水面の状態(波立っているか、鏡のように穏やかか)、バスの気分などの状況から、水中でバスにアピールするカラーは当然違ってきます。

そのため、日によって「アタリのカラー」というものがあります。

バスはにおいも味もわかる

魚はにおいをかぎ分ける能力が優れています。サケが間違わずに生まれた河川に帰ってくるのは、鋭敏な嗅覚の賜物とも考えられています。そのことからも、魚の嗅覚の優秀さが証明されます。

バスはどんなにおいや味が好きか。これも個体差があるでしょう。本当のことは、バスに聞くしかありません。それでも、やはりベイトフィッシュのにおいはバスのテンションを上げるのは確かです。私もカレーのにおいにはテンションが上がります(関係ないか)。

ショップには、フィッシュフォーミュラーフィッシュセントなどと呼ばれる、液状でベイトフィッシュのにおいを付けられるものが売られているし、最近ではソフトベイトに味やにおいを付けたものが多数発売されています。