魚に見えにくく感度が抜群なライン
フロロrカーボンラインの素材は、ポリフッ化ビニデンというフッ素化合物です。
特性としての欠点は、ナイロンラインと比べて、多少硬く糸グセがつきやすく、割高である事です。
長所としては、ナイロンラインのように吸水性がなく紫外線に強く、強度の劣化が少ない事です。屈折率が水に近いため、水中で非常に見えにくくなっています。伸び率は15~30%と小さいので、ナイロンラインより感度がいいです。そのため、ソフトルアーのライト・リグなどを使い、微妙なアタリを取る釣り方に向いています。
そして、比重が大きい事で、ラインが早く沈んでいきます。ライト・リグの時、早く沈めるのに向いています。しかし、あまり時間を置くと、ラインのたるみがボトムに着き、根がかりの原因にもなるので注意が必要です。
スピニングリールに巻く場合、ナイロンラインよりも強度があるので多少細い5~6Lbを使用します。釣行するフィールドがクリアレイクなら、4Lbにしたほうが良いでしょう
ベイトリールには8~14Lbを使用しますが、ラインと特性として硬いので、糸グセがつきやすく、キャスト時にそこから高切れ(たかきれ:ラインがプッチンと切れてしまうことです)を起こす事があります。スピニングリールと時にも言えることですが、初心者には扱いづらいところがあるので、まずはナイロンラインで慣れてからにしたほうが良いでしょう。