トム・ペティがハートブレイカーズとは別に個人名義で出したソロ第2弾です。
そうそうたる顔ぶれのトラヴェリング・ウィルベリーズになぜか名を連ね、その流れから最初のソロアルバムを出した頃はまだ、ジェフ・リンがプロデュースしたからという理由で聴いていました。それがこの2ndソロは、どこにもジェフの名前は見当たらないにもかかわらず、1stを上回るすばらしいアルバムに仕上がっており、トム・ペティという1人のアーティストの魅力を再確認した次第です。
アメリカのミュージシャンにしてはクセのある声質と、いかにもアメリカ的なシンプルなアレンジが妙にマッチした点で、偉大な先達であるボブ・ディランやニール・ヤングの域に達しつつあるのではないかと思います。
とは言え、このテのアメリカ臭い音楽に私がハマることは極めてまれなことなので、結局ジェフ・リンがらみなのかも知れませんね。
2002/04/25