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鬼才ロイ・ウッド率いるムーヴの１stアルバムです。
ロイ・ウッドと言えば、ウィザード名義で出した名曲「毎日がクリスマスだったら」がクリスマスの定番となっていますが、この頃はまだビートルズの一フォロワーでした。とは言ってもビートルズにはジョンがいてポールがいてジョージ・マーティンがプロデュースしていたわけで、それらに匹敵することをほとんどロイ一人が担っていたと考えると賞賛に値します。
このアルバムに関しては、時代的にコンパクトな曲ばかりで、全曲シングルヒット可能です。特にアルバムに先駆けて発売され、実際にヒットした６曲目「FLOWERS
IN THE RAIN」などは愛すべきブリティッシュポップの逸品です。
バンドはその後、これまた天才のジェフ・リンが加入して、やがてE.L.O.へと発展しますが、肝心のロイはそこで脱退してしまいます。いわゆる「両雄並び立たず」の典型的なパターンですね。
2002/01/26