☆ 『 布川事件の即時抗告審 』で証人尋問が行われました! ( 2006.12.15 )
先にお知らせした通り、去る12月12日(火)に東京高裁で佐藤喜宣杏林大学医学部教授に対して証人尋問が行われました。今回の証人尋問は、今年9月29日に布川事件弁護団が東京高裁に提出した佐藤教授の殺害方法等に関する意見書に対してその内容を確認するために行われたもので、原審(水戸地裁土浦支部)が採用した『木村意見書』の妥当性・合理性を再度確認し、さらにそれらを強力に補完するものとなりました。
☆ 『 布川事件の即時抗告審 』で証人尋問が行われます! ( 2006.11.26 )
現在、東京高裁で審理が続けられている即時抗告審で、杏林大学医学部の佐藤教授に対して次のとおり証人尋問が行われる事になりました。
日 時 : 12月12日(火) 午前9時半 〜
場 所 : 東京高裁第4刑事部(803号法廷)
※ この証人尋問は、非公開となっておりますが、同日午後2時半から日弁連会館1703号室で『 弁護団報告会 』が開かれる予定です。
☆ 『 布川事件 第16回全国現地調査 』 が実施されました! ( 2006.8.27 )
第16回全国現地調査が8月26日〜27日の2日間にわたって実施され、全国18都道府県、157名の参加者を得て大盛況のうちに終了しました。今年の現地調査は、また一昨年までのやり方に戻り、初日に土浦市で事前学習会と夕食交流会が行われ、2日目に布佐駅→利根町布川のコースを辿りました。
☆ 『 布川事件/署名・要請はがき 』へのご協力をお願いします ( 2006.7.1 )
☆ 『 検証!日本の刑事司法 〜 布川事件39年目の真実 〜 』 が放映されました! ( 2006.3.5 )
※ テレビ朝日『 ザ・スクープスペシャル 』 〜 検証!日本の刑事司法 〜 を見て
去る3月5日、「検証!日本の刑事司法」と題してテレビ朝日の『 ザ・スクープ
スペシャル 』で放送された内容は、これまで闇に包まれていた警察・検察の<犯人
ねつ造>の手口を白日の下にさらしたという意味では非常に画期的なものであり、ま
たそのような陥穽(かんせい)が私たちの身の回りの至る処に実際に存在しているのだとい
う現実を目(ま)の当たりにして、本当に身も凍る思いがしました。
この番組では、『布川事件』の前にまず『佐賀市農協不正融資事件』を取り上げて
いました。この番組構成も非常に巧みだったと思います。・・・検察が組織的に動い
て、<無実の人間>を如何にして<犯人>に仕立て上げていったのかということを、
最近の事件をもとに具体的な証拠や丹念に集めた関係者の証言により検証していくこ
とによって、『布川事件』において「果たして39年前の取調べ中に何が起きたのか」
ということの理解を容易ならしめたのではないかと思います。
この番組をご覧にならなかった方のために先の事件を簡単にご説明しますと、この
『佐賀市農協不正融資事件』というのは、「過大な担保評価で組合員のスッポン養殖
業者に不正に融資し、佐賀市農協に多大な損害を与えた」として、2001年2月か
ら3月にかけて当時の組合長ら4人が背任罪の容疑で逮捕・起訴された事件で、この
組合長に対しては、2004年1月29日に佐賀地裁で無罪が言い渡され、さらに
2005年9月13日には控訴審の福岡高裁もこの一審判決を支持し、最終的には無
罪が確定しています。
この日の放送を見て私が痛切に感じたことは、<えん罪事件>の構図は今も昔もま
るっきり変わっていないのだということです。どちらの事件でも、「密室での取調べ」
→「恫喝・脅迫による自白強要」→「供述調書のでっち上げ」→「無実の証拠の隠ぺ
い」という経過をたどっています。
特に驚かされたのは、『佐賀市農協不正融資事件』で副島組合長の取調べを担当し
た<市川検事>の「ふざけんなこの野郎、ぶち殺すぞ」という暴力団さながらの脅迫
的暴言・・・!それも目の前の机を手刀で連打してのことだったそうで、これが実際
に取調室の中で行われているのかと思うと本当にゾッとしました。
さらに、佐賀地検のいい加減な捜査と検察事務官が勝手に作成した呆(あき)れるほど
デタラメな供述調書。そのうえ「検察にとって不利な証拠」=「無実の証拠」の隠ぺ
いとそろっていては、私たち一般市民が「身の潔白を証明する」ことなど到底不可能
なのではないでしょうか・・・?
『布川事件』では、警察の<代用監獄>を悪用した長時間にわたる取調べ、さらに
脅迫・誘導等による<自白強要>があり、また目撃証人の記憶が曖昧なのをいいこと
に検察側に有利な<供述調書>を作り上げています。
そして、『佐賀市農協不正融資事件』と同様に「検察にとって不利な証拠」=「無
実の証拠」は、全てダンボール箱に入れられて検察庁の倉庫の奥深くにしまい込み、
裁判官や弁護人の目には触れないようにしていましたが、図らずも今回の第2次再審
請求審で、担当検事がうっかりその隠していた証拠の一部を開示してしまったが為に
ついに問題が露見することとなりました。
その隠匿されていた証拠のひとつである『毛髪鑑定書』は、真犯人の存在の可能性
を濃厚に示唆するものであり、言い換えればふたりの<無実>を証明ならしめるもの
でした。そして、36年ぶりに開示された『死体検案書』には、桜井さんの自白内容
(扼殺)とは全く異なる死因(絞殺)が書かれていました。
また、最近になって新たに開示された桜井さんの<供述録音テープ>には、8ヶ所
もの編集痕があり、録音時間も17分30秒間短縮されていました。どのような意図
でテープを編集したかは明らかではありませんが、検察側の作成したシナリオと矛盾
する内容や検察側にとって不利な供述部分を削除したのではないかということは誰に
でも容易に想像がつくのではないでしょうか・・・?
さらに、事件当夜に被害者宅前を自転車で通りかかった目撃証人がいて、その女性
はハッキリと角口に立っていた人物を確認(勿論、桜井さん・杉山さんではありませ
ん)していて、何度も警察の事情聴取を受けていることからして、そのときの供述調
書が明らかに存在するはずなのに、そのような調書は<不見当>だとしている検察の
態度には不信感を抱かざるを得ません。
これが、本当に法治国家(?)日本の刑事司法の現実なのでしょうか・・・? われわ
れ善良な市民が、<専制君主>さながらの<検察の横暴>から我が身を守る術(すべ)は
ないのでしょうか・・・?
因(ちな)みに、『佐賀市農協不正融資事件』の<市川検事>は、昨年12月に横浜地
検から<厳重注意処分>を受け、同日付で辞職、そのまま横浜弁護士会に弁護士登録
を申請したそうですが、番組の中で見る限りではまるで反省している様子もなく、
「蛙のツラに小便」程の効果もなかったように見受けられました。彼らが良心の呵責
責に苛(さいな)まれるということは、全くないのでしょうか・・・?
<国家機関>であるが故の<責任の所在>の曖昧さと陰湿なまでの<自己保身>、
それらが渾然一体となってひとたび<悪の集団>と化した場合には、その暴走を止め
ることは出来なくなるのでしょうか・・・? <自浄作用>など期待する方がどだい
無理なのでしょうか・・・?
それにしても、人知れず自分たちに都合の悪い<証拠書類>を回収し、関係者の目
から一切隠してしまうような<機動力>といい、相手側からの攻撃の的になっている
担当者を極秘裏に遠隔地へと<人事異動>させてしまうような対応ぶりといい、<検
察一体の原則>を体現するかのような身内の不始末を覆い隠すための組織的な連係プ
レー(?)には本当に驚かされます。
放送の中でも指摘されているように<佐賀地検>内部の組織ぐるみの陰謀なのは明
らかであり、その意味では今回の処分はトカゲの尻尾切りと云う外はありません。そ
して、さらに云うならば、この番組の中で鳥越俊太郎さんがいみじくも言われていた
ように、検察庁という国家機関による『(組織)犯罪』だったと云わざるを得ません!
現在の日本において、裁判官に対しては不完全ながらも<弾劾裁判>という制度が
ありますが、刑事訴追権を独占している検察官に対しては、残念ながらそのような法
的手段が何もありません。・・・余談ながら、<検察審査会>という機関があります
が、これは検察官の不起訴処分が正当かどうかを審査するための機関であり、検察官
の<不法行為>そのものを弾劾するものではありません。
これまでにも度々云われてきたように、「えん罪事件は密室の中でつくられる」も
のです。その<えん罪>の脅威から国民を守るには、警察・検察の<捜査>及び<取
調べ>に違法性がなかったかを<第三者機関>によって厳しくチェックする必要があ
るのではないでしょうか・・・?
番組の中では、日本でこうした<えん罪事件>が後を絶たない状況の背景には、欧
米では当然の権利として認められている次の2つの権利が認められていないからだと
指摘しています。
すなわち、@ 取り調べの可視化 (取り調べの録画、録音、弁護士の立ち会い) と
A 公正な証拠開示
の2つで、「これらの権利が認められていないのは、日本がいかに<人権>という点
で遅れているかということを示しているのだ」とキャスターの長野智子さんは述べて
おられます。
誠にもってそのとおりですが、仮にこれら2つの権利が認められていたとしても、
それらを実効なさしむる為には、やはり何らかの<物理的強制力>を伴う<法的な根
拠>が必要であり、その意味では、警察官・検察官による『違法捜査』や『悪質な取
調べ・証拠隠し』が明らかになった場合には、それらが完全な<犯罪行為>として法
廷で裁かれるような<法整備>が必要なのではないでしょうか・・・?
番組の中で、鳥越俊太郎さんがいみじくも『裁かるべきは農協ではなくて佐賀地検
そのものである』と少し声を荒げて述べておられたのがとても印象的でした。
☆ 『 検証!日本の刑事司法 〜 布川事件39年目の真実 〜 』 放映のお知らせ! ( 2006.2.8 )
日 時 : 3月5日(日) 午後2時 〜 (予定)
番 組 名 : テレビ朝日『 ザ・スクープスペシャル 』− ダンボール9箱に隠された無実の証拠 −
※ えん罪を晴らすために、38年間無実を訴え続けてきた2人の男性がいます。彼らの前に立ちはだかるのは、再審開始という”開かずの扉”。その狭く重い扉をこじ開ける鍵は”ダンボール9箱”にあります。・・・
☆ 『 土浦地裁支部再審決定報告会 』 が開催されました! ( 2005.12.3 )
日 時 :12月3日 (土) 午後1時半 〜 4時半
場 所 : 利根町・布川地区コミュニティセンタ−
☆ 『 土浦裁判所再審決定報告会 』 が開催されました! ( 2005.11.27 )
日 時 :11月27日 (日) 午前10時 〜
場 所 : 取手福祉会館/小ホール
☆ 『 布川事件茨城の会/臨時総会 』が次のとおり開催されました!
日 時 :10月29日 (土) 午後1時半 〜 4時半
場 所 : 茨城県青少年会館会議室
☆ 検察庁は、東京高裁に『 即時抗告 』 を申し立てました! ( 2005.9.26 )
本日午後4時過ぎ、水戸地方検察庁は、東京高等裁判所に『 即時抗告 』を申し立てました。事前に予想されていたこととはいえ、検察庁のその恥も外聞もない<悪あがき>に対し強い憤りを覚えます!
私たちは、この<悪辣非道>かつ<無分別>な検察庁の愚行に強く抗議し、その<取り下げ>を求めます!
※ 今回の『 即時抗告 』が取り下げられ
ない場合には、舞台は東京高裁へと移り、
『 再審開始決定 』そのものの是非が争わ
れることになります。
私たち守る会は、桜井さん・杉山さん
及び弁護団と共に『 再審無罪 』を勝ち
取るまで全力を尽くして闘って行く決意
でおりますので、皆様には、今後とも更
なるご支援を賜りますよう、どうか宜し
くお願い申し上げます!
☆ 茨城守る会速報 → PDF
☆ 『 再審開始決定報告集会 』 開催のお知らせ! ( 2005.9.21 )
日 時 : 2005年 9月30日(金) 18:00 〜 20:00
場 所 : 弁護士会館2階『 クレオ 』
千代田区霞が関1−1−3
地下鉄丸ノ内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」
※ 参加無料・事前申込不要
☆ 遂に念願の『 再審開始決定 』 が下りました! ( 2005.9.21 )
※ この日の出来事を写真でつづってみました。
本日、水戸地裁土浦支部は、これまで桜井昌司さんと杉山卓男さんが38年の長き
にわたって無罪を主張してきた『 布川事件 』に対して、遂にその裁判のやり直しを
命じる<再審開始>の決定を下しました。裁判所は、弁護団が再審申立の理由とした
新しい証拠、そして検察庁から新たに開示された103点の証拠に基づき、これまで
の判決がすべて間違っていたことを認めたのです。
ふたりは、この事件の発生した日には中野区の野方にいました。完全なアリバイが
あったのです。にもかかわらず、捜査当局は脅迫や誘導により、そして時には偽計す
ら用いてふたりを混乱させ、<嘘の自白>をさせることによって有罪判決に導いて来
ました。言わば、裁判所をも欺いて来たのです。この度、水戸地裁土浦支部の裁判官
諸氏は賢明にも<再審開始>の決定を下すことにより、警察と検察のさらなる愚行に
ひとまずストップをかけまし た。
誠に素晴らしい<決定>であり、<英断>でありました。彦坂孝孔裁判長外おふた
方の裁判官に心から拍手を送りたいと思います。
しかし、これまで弁護団が再三にわたって主張して来たとおり、『 布川事件 』は、
もともと犯人とされたふたりに直接結びつく<物的証拠>は何一つありませんでした。
ただ、ふたりの<嘘の自白>と曖昧な<目撃証言>だけを根拠に有罪とされ、29年
間も刑務所生活を強いられて来たのです。まったく残酷な話です。
今回の第2次再審請求の審理の過程で明らかになったように、検察庁と警察はふた
りの無罪を立証する重要な<証拠>と<証言記録>を37年間も隠し続けて来ました。
私達が『 布川事件 』を<えん罪>どころか<ねつ罪>だと呼ぶ所以(ゆえん)です。
今回の<決定>は、私達の主張がほぼ全面的に認められた完全な勝利です。しかし、
その内容をご覧頂ければ明らかなように、一般常識から以てすれば誠に当たり前のこ
となのです。その当たり前のことを当たり前だと認定するのに何んと38年もかかっ
てしまいました。それが、残念ながら日本の裁判制度なのです。
私達は、この決定を確定させるために、検察庁に対して『 即時抗告はするな!速や
かに再審裁判に応じよ!』との要請運動を行います。即時抗告の期限は、9月26日
です。皆様方のご協力をせつにお願い申し上げます。※ 再審開始決定の骨子は次のとおりです。
平成13年 (た) 第1号 再審請求事件 決定骨子
1 本件は、昭和42年8月30日に発生した強盗殺人事件の被告人として起訴され
て無期懲役の判決を受けた請求人らによる第2次再審請求である。
2 請求人らと本件犯行とを結び付ける直接証拠は請求人らの自白調書のみであり、
本件犯行に近接した時間帯・場所で請求人らを目撃したという6名の供述は、自白
の信用性を担保するものであるとともに自白を離れた状況証拠として請求人らの有
罪認定を支えるものであった。
3 ところが、弁護人が提出した新証拠をもとに検討した結果、本件犯罪行為の中心
部分かつ自白の枢要部分である殺害行為の方法及び順序に関する請求人らの自白は、
死体の客観的状況と矛盾する可能性が高く、その信用性に動揺を来すことになった。
そのため、請求人らの自白全体の信用性について全面的に再検討する必要が生じた。
4 請求人らの自白を検討する前提として前記6名の供述を検討した結果、同供述は、
いずれもその信用性に疑問が生じ、状況証拠としての証拠価値を喪失し、自白の補
強証拠としての価値も著しく減殺された。
5 そして、請求人らの自白は、@虚偽の自白を誘発しやすい状況下でされた疑いが
あり、 A著しい供述変遷が認められ、B最終的な自白の真実性に問題があるから、
その信用性に多大な疑問があり、結局、自白には、請求人らが本件犯行の犯人であ
ると合理的な疑いを容れない程度に認めるだけの証明力はないものといわざるを得
ない。
6 以上によれば、強盗殺人事件について無罪を言い渡すべき明らかな証拠をあらた
に発見したときに該当するというべきであるから、請求人両名との関係で、それぞ
れ再審を開始する。※ なお、守る会では『 再審開始決定書 』の全文をお読みになりたい会員向けに増し刷りをし、現在製本作業をすすめています。ご希望の方は、守る会事務局までご連絡下さい。でき上がり次第お送り致します。
『 布川事件再審開始決定書 』 A4判 300ページ / 頒価 600円 (送料別)
☆ 『 布川事件 第15回全国現地調査 』 が実施されました! ( 2005.8.28 )
第15回全国現地調査が8月27日〜28日の2日間にわたって行われ、全国11都県、184名の参加者を得て大盛況のうちに終了しました。今年の現地調査は、昨年までとは全く異なり、実際には事件当日に桜井さんと杉山さんが居た中野区野方〜新井薬師にかけて二人の足跡をたどりました。
☆ 『 ゆらゆら春の会・第2回定例会 』 が開催されました!( 2005.6.12 )
※ 『 ゆらゆら春の会 』への入会(年会費 1,000円)は、随時受け付けてます!
☆ 『 ゆらゆら春の会 』 が取手市に発足しました! ( 2005.1.15 )
昨年11月27日、 『 佐藤光政・壁のうたコンサートin 取手 』が取手市民会館で開催され、大成功裏に終わったことは先にお伝えした通りです。その実行委員会もこの1月15日を以てその任務を終えましたが、この組織は引き続き『 ゆらゆら春の会 』と名称を改めて存続することが決定されました。
≪ 会 則 ≫
@ 布川事件で冤罪を着せられた桜井、杉山両氏の再審の実現、無罪を勝ち取る支援を強めます。
A その活動スタイルは、出来ることを無理することなく、楽しくをモットーにすすめます。
B 人権侵害を許さず、平和と文化を愛する人なら誰でも会員になれます。
※ 『 ゆらゆら春の会 』の第1回事務局会議が、次のとおり開かれます。
日 時:平成17年2月12日(土) 午前中
場 所:取手福祉会館
☆ 『 37年目の真実 〜 茨城県布川殺人事件 』 毎日放送・映像'04 を見て ( 2005.1.4 )
※ 最近になって、去る11月21日(日)に関西地区で放映された毎日放送のドキュ
メンタリー番組 映像'04『 37年目の真実 〜 茨城県布川殺人事件 』のビデオを見
る機会がありました。
昨年6月6日にTBSテレビの『 報道特集 』で放映されたのは、この毎日放送取
材班が収録した映像を<毛髪鑑定書>の部分に焦点を当てて15分程度に短く編集し
たもので、こちらがいわば本家本元ということになります。
このドキュメンタリーは、最近の桜井さんと杉山さんの日常生活を所々に織り込み
ながら、先頃新たに見つかった<毛髪鑑定書>から判明した驚くべき事実を中心に据
え、事件当夜に現場付近を通りかかった女性の目撃証言などを紹介しているという点
では、TBSテレビの『 報道特集 』と同じ内容になっています。
しかし、この番組では、新たに判った2つの驚くべき事実が紹介されています。そ
の1つは、事件当夜に現場で桜井さんと杉山さんを見たと裁判で証言した渡辺証人が、
取材スタッフのインタビューに答えて「(その時) ハッキリと見た訳じゃなかったか
ら・・・ 」と思わず漏らしてしまったことです。
もしそれが事実ならば、同証人は裁判の中で<偽証>したことになり、しかも彼の
証言が<有罪判決>の決め手の1つだったことを考えれば、事は重大です!
もう1つは、桜井さんの事件当夜のアリバイを立証する重大な証言で、その夜に立
ち寄ったとされている中野区野方のバー『 じゅん 』のママさん(当時)が、当初はテ
レビ局の取材を頑強に拒絶しながらも、最後には根負けして「(桜井さんが来たのは、
午後)11時前です 」と断言している点です。
もしそうならば、桜井さんのアリバイは完全に成立します。午後9時頃に利根町布
川で玉村さんを殺害した後、午後11時前に中野区野方に着くのが不可能なことは言
うまでもないからです。
このように、最近になって次々と表面化して来た事実は、ふたりが明らかに<無実
>だということを指し示しているものばかりです。もう『 再審開始 』をためらう理
由は何もありません! ― ここで、再度声を大にして言います!
裁判所は、直ちに『 再審開始決定 』を!!
<2006年>
12月21日 『山手線・鶯谷駅宣伝行動』 JR鶯谷駅 6:00 pm 〜
12月18日 『布川事件弁護団会議』 日弁連会館
12月15日 『布川事件茨城の会/望年会』 Totemo 6:30 pm 〜
12月12日 face="MS 明朝,平成明朝" color="#400040">『佐藤教授証人尋問・報告会』 日弁連会館 2:00 pm 〜
12月12日 『霞ヶ関宣伝・裁判所要請』 霞ヶ関東京高裁 12:00 pm 〜
12月7日 『神戸学院大学講演/憲法と社会』 有瀬キャンパス 3:00 pm 〜
12月6日 『御茶ノ水駅頭宣伝行動』 JR御茶ノ水駅 6:00 pm 〜
12月1日 『水戸駅宣伝行動』 JR水戸駅 6:00 pm 〜
11月16日 『土浦駅署名宣伝行動』 JR土浦駅 5:00 pm 〜
11月19日 『利根町署名宣伝行動』 布佐・松島事務所集合 10:00 am 〜
11月16日 『霞ヶ関宣伝・裁判所要請』 霞ヶ関東京高裁 12:00 pm 〜
11月16日 『土浦駅署名宣伝行動』 JR土浦駅 5:00 pm 〜
11月12日 『救援会茨城県本部大会』
11月11日 『袋田署名宣伝・芋煮会』 袋田の滝入口集合 10:30 am 〜
11月11日 『桜井昌司コンサート』 大田区産業プラザ 6:30 pm 〜
10月7日 『再審決定1周年記念学習会』 水戸市びよんど6F 1:30 pm 〜
10月2日〜7日 『茨城キャラバン行動』
9月21日 『再審開始決定1周年記念集会』 不忍通りふれあい館 6:30 pm 〜
8月26日〜27日 『布川事件/第16回全国現地調査』 土浦市&利根町布川
7月17日〜18日 『布川事件/全国キャラバン』 奈良県・和歌山県
7月10日〜14日 『布川事件/全国キャラバン』 滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県
7月5日〜8日 『布川事件/全国キャラバン』 福井県・富山県・石川県
6月20日〜30日 『布川事件/全国キャラバン』 北海道
6月13日〜16日 『布川事件/全国キャラバン』 愛知県・三重県
3月5日 『テレビ朝日/ザ・スクープ』 布川事件放映(予定)
<2005年>
10月6日 『佐藤光政コンサ−ト in 北海道』 札幌かえで2.7ホール
10月5日 『佐藤光政コンサ−ト in 北海道』 小樽マリンホール
10月3日 『佐藤光政コンサ−ト in 北海道』 函館市民会館ホール
9月30日 『地裁決定報告会』 弁護士会館2F講堂「クレオ」 6:00 pm 〜
9月21日 『第2次再審開始決定』 水戸地裁土浦支部 10:00 am 〜
8月28日 『第15回全国現地調査/第2日』 利根町布川/東京・野方
8月27日 『第15回全国現地調査/第1日』 渋谷区・青山学院大学
8月26日 『人権ウォーク&裁判所要請』 JR土浦駅西口集合 3:30 pm 〜
7月16日 『布川事件・千葉の会結成総会』 千葉県文化会館
7月15日 『人権ウォーク&裁判所要請総行動』 JR土浦駅西口集合 3:30 pm 〜
5月26日 『佐藤光政コンサ−ト』 東京・新大久保