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12/4/98      テキサスの川又さんからの情報

前回(279ページ)の続きになりますが、アメリカに来て間も無いころ、
安藤さんはサポートファミリーのお母さんから教えられたそうです。
 
“ここではね、ちょっとでもできることもデキマス!とおおきな声で言うのよ。
さもなければさもなければ誰もアナタができるなんて気がつかないでしょ。
それでいいの。20パーセントの実力も、出来ると自分が言った瞬間から50%
になるの。そうしようと思うから。 それで頑張ると80%ぐらいになるものよ” 
 
これが、アメリカ的考え方の基本なんでしょうね。
 
少なくとも90%以上の成果を他人の目から見て得られる確信がある場合初めて
日本人は“デキマス”ときっぱりと言いきれる、そのためには自分が持っている
能力は90%以上なければそうは言えない。ちょっと大げさかもしれませんが日本
人と日本社会ってこんな感じですよね。
それに反してなんてアメリカはおおらかなことか、やりたい、出来る、個人の考え
は尊重され少なからずとも周囲はその環境を提供する、結果も大切だがそれを進め
て行く過程でその人がどれだけチャレンジしたかが重要。
 
アメリカ人は個人で動く、日本人は団体の中で動く。
アメリカでは自分が中心に周りを動かす、日本では自分が動いているようで実は周
囲の目で自分が動かされる。
 
わたしはそう極端には変われないので、40%の実力で、出来ると言て60%、
それで頑張って90%、これでやってみます。 
 

余談になりますが、デキマスとは反対の”デキマセン”。
日本でのビジネスの実状を面白おかしくアメリカ人に紹介した本にこう書いてあり
ました、もし日本人ビジネスマンが”n----n, It is very difficult”と言
ったらその意味は”It is completely impossible”
と解釈しなさいと、、、、
 
なにげに使ってませんか “イト イズ (ベリー) ディフィカルト”、注意して
下さいね。



私も上の文のブルーの個所同感です。
これは可能性を実現させる真理だと思います。
そういう意味では、日本人は可能性を自ら捨てているということになりますね。

いや、日本人は概して自分の組織の能力UPに力を注ぎ、自分の能力UPまで
関心が向かないのではと思います。
でも、個々人の能力UPこそが組織の能力UPなのですから、これからの時代では
個々人の自己研鑚へのたゆまない努力が個人にとっても組織にとっても、
欠かせないのではないでしょうか?


 
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