ギャング・オヴ・フォーの衝撃のデビュー作です。
このバンド、パンクのムーヴメントがあったからこそ出現したのは間違いありませんが、それにしてもあまりにも突然変異的なサウンドです。その最大の特徴はアンディ・ギルのパーカッシヴなギターでしょう。ここまで極端にハードエッジなサウンドは前代未聞です。特に4曲目「DAMAGED
GOODS」のイントロのカッティングはスゴい!タイトなリズムに乗って、シャープなギターが空気を切り裂いていく様はホントに鳥肌ものです。
いかにパンクの時代と言えども、これほど前後の音楽シーンと断絶したサウンドは希有な例ですが、R.E.M.やレッド・ホット・チリ・ペッパーズ等蒼々たるアーティストが最大級の賛辞を贈り、彼らからの影響を公言しています。
ただし、あまりにも最初のインパクトが強過ぎて、このデビューアルバムを上回るものを創り出せませんでした。時代と断絶したサウンドは、自分たちの未来とも断絶しちゃってたってコト?
2005/11/20