Redhat Linux 事始め

はじめに

 Linuxのタコが書いた事ゆえ、間違いがそこらじゅうにある。勘弁して!
少しずつ勉強し、直していきます。あしからず。タコ卒業した人、間違いあったら教えてちょ。



目次

1、今なぜ Redhat Linux
2、Redhat Linuxインストール
3、x-windowのSETUP
4、x-windowの使い勝手
5、Linuxの日本語化に挑戦
6、カーネルの再構築に挑戦
7、TCP/IPの設定
8、win95の設定
9、ping telnet で確認
10、いよいよsambaだ!
11、UPGRADEに失敗
12、再インストール
13、LinuxPCにwin95のファイルを置く


Redhat版 Linux お勧め情報源


1、今なぜ Redhat Linux

 WIN95にも飽きてきた、MAC OSなんてまっぴらごめんだ。金もかけたくない。何か新しいものを吸収したい。そんな気持ちが’96暮れあたりからむらむらと湧いてきた。そうだ!Linuxがあったではないか。でも以前、セカンドマシンDell optiplex XM590にslackware版をインストールしようとしてえらい苦労して、おっくうになっていた。当時何がなんだかわからなかった。

 しかし、コラムにも書いたけど、インターネットを初めてから、Linuxに関する情報が驚くほど簡単に収集できるよになったり、ちまたでも、Linux JAPANという本が陰のベストセラーになったり、いわゆるLinuxをかじりはじめたタコたちが多くなってきた。

 Dos/Vマガジンでは米田氏がLinuxの連載をはじめ、何やら、WIN95とLinuxをつないだり、MacとLinuxをつないだり、家庭内LANからインターネットに接続する時のゲートウェイになったり、はてはwebサーバーも立ち上げられたりと、これは将来、我が家でも子どもやかみさんが一人一台PCをもつよになった時に役立つなと勝手に思い込んでしまった。

 ちなみに、日経関係の記事で、企業でこれからイントラネットを構築する時のOSは何を導入するかというアンケートで1位はだんとつでNT、2位はなんとPC-UNIXであった。これはLinuxやんなくっちゃ。NTなんぞくそくらえだ。

 米田氏の連載の中でLinuxのパッケージの記事が載った。Redhat版が紹介されていた。何やらslackwareより使い勝手がよさそうではないか。GUIで楽しめそうだ。これっきゃない!いけー!ということで、秋葉のプラットホームでRedhat版LinuxR4のofficial 3800円(現在もうR4.1にバージョンアップされている。)を購入とあいなった。

、Redhat Linuxインストール

 インストールするPCは1994年に40万ほどででかったDell optiplex XM590。 ペンテアム90MHZ ビデオカードはオンボードのS3vision864の2M。HDDはIDE WD31000 CDROMはIDEセカンダリマスタで4倍速Sony製、ethernetはELECOMのNE2000互換カードの安物となっている。soundblaster16SCSI2がさしてあり、RAMは16M積んでいる。 クロックアップで100MHZで動作している(いまこんなスペックじゃ新品で10万しない)。

 タコの人はethernet card、SCSIカードの、IOアドレスや、IRQ、DMAは、インストールする前にメモを取っておいたほうがいい。(私の場合、このPCにwin95が入っていたので、その時のデバイスマネジャの内容をコピーしておいた。)

 さて、Redhatのパッケージを開けると、2枚のCDROM(インストール用とライブCDROM用)と2枚のフロッピー(ディスクトップ用とPCMCAがあるノート用追加ディスク)あり。英語のマニュアルによると、フロッピーで立ち上げてCDROM入れろとのこと。そのとおりやったら、メッセージが出てきて選択リターンキーすればどんどん進んでいく。なに、カラーモニタ使ってるよ、CDROMはATAPIよ、てな調子。SCSI積んでいるけどあとで認識すればいいと思い、どんどん進めた。

 HDDのパーテーションのところにきた。ここは以前slackwareで散々苦労し、経験を積んでいたのですんなり行なえた。DOSのfdiskのようなので、なれれば問題無い。マニュアルによると、swap領域と、/、/usr、/usr/src、/home、/usr/localの各領域の奨励MBが書いてあるのでこのとおり割り当てれば良いみたい。このPCはLinuxだけにしたので、DOSパーテーションはきらなかった。ここでまた、はまりそうになった。swap領域はpartationtypeをswap用に変えないといけない。


但し、/usr領域はフルインストールするなら、400MBぐらいないと、インストール最後の頃に次々とインストールできないファイルが出てきてしまうので、HDDの容量があり、とりあえずわからないので何でもと言う場合は、/usrは必ず400MBぐらい割り当てた方が良い

 また、後でwin95のファイルサーバーとして本格的に使うなら、/homeも多いに超したことはないのでは。後でHDD増設するのならこの限りではないが。

パーテーションを割り当てたら、メッセージに従い、各々の領域をformat。インストールソフトの選択、とりあえず全部だ。ここからは、slackwareのようにいちいち聞いてこないので、時間はかかるが、ほっとけば勝手にやってくれる。約30分かかった。最後にMetro−Xをインストールするか聞いてきた。Metro−Xは必ずインストールしたほうがいい(official版 InfoMagic版以外のやつにははいてないかも)。

結果論だが、このMetro−Xの使いやすいことといったらすごいもの、後で、Xserverの設定が非常に楽。

最後に、時間や、マウス、ネットワークアドレスの設定だが、ネットワークを組んでいないのなら、network configurationのところはcancelで進める。LILOはよく分からなかったので、MBRに書き込んだ。

さあ、reboot! どうにか立ち上がった。目も眩むような早さのメッセージの中、あった、あった、なんだあ、SMB server走っている。netatalk、pppd、hpptd、Netware emulator...もすでに走っている。これはすごい。

無事 localhost login: までこぎつけた。


Redhatの良いところ。
1、boot floppy 一枚でインストールできた。
2、インストール中はいちいち聞いてこないので、ゆっくり他の事ができた。(slackwareでは、つきっきり)
3、インストール中止まらなかった。(私のPCではslackware版はなぜか途中で止まってCDROMからのインストールができなかった。多分インストラーとIDEのCDROMの相性がよくなかったのかも)


3、X−windowのSETUP
      (X-windowが立ち上がるかどうかがRedhatの最大のpoint)

 Redhat公式版を購入するとMetro-Xserverが入っている。インストールのときにこれもいっしょにインストールしていれば、 rootでloginし configXとタイプすると、グラフィカルなx-windowセッテング画面が出てくる。slackwareでは、テキストベースの設定で、何やらこむずかしく、結局XFree86が立ち上がらずに終わってしまった苦い経験があったから、GUIで設定できるRedhatはすばらしく、使い勝手がいい感じがする。

 マウスや、キーボード、モニタの設定などあるが、一番問題になるのは、ビデオカードの選択だ。選択できるカードを見ると、MGAのミレニアムも入っている。そしてななななんと、DELLのoptiplexの選択項目が2つもある。やった!早速XMT590を選択して、保存して、startxとタイプ、がちょーん。立ち上がらない。まただめかあ。だめもとでもう一つの、DELLのXL100ちゅう項目を選択。再度startx、おれおれおれ、うまく立ち上がったぞ!やった!win95にそっくりの画面が出てきた。これはすごい。やったぞ。わ!コントロールパネルもある。(後になってこのコントロールパネルがひじょーーーに使いやすいことを知らされる。)タスクバーもある。これほんとにLinux!win95そっくり。タコでもなんでもX-window立ち上がったが勝ちだ! slackwareで散々悩んだのがうそのよう。あっぱれRedhat!

Redhatの良いところ
1、ビデオカードが広くサポートされ、使いやすいMetro-Xか入っている。(公式版とInfoMagic版)
2、xwindowの設定がGUIで非常にやりやすい。

Redhatの難しい点
1、VGAでもいいから、x-windowが立ち上がらないと、使い勝手のよさを享受できない。(タコでビデオカードの選定で苦労したくないなら、configXのときリストの載っているカードをつけてします。)
2、Metro-xにはビデオカードの適応が広いけれど、日本製のcanopus、ioデータ、メルコのリストは載っていない。(だめもとで、チップが同じでリストに載っているほかのメーカー製のをかたっぱしから選んでやってみる。Xfree86の新しいのには日本製のカードのリストが入っているようだ。タコにとってテキストベースの設定は難儀だ。)

疑問点
1、インストールしたPCがDELLのoptiplexXM590なのに、XL100のビデオカード設定でうまくいって、XMT590の設定ではうまくいかなかったのはなぜか。

4、x-windowの使い勝手

たちあげて目に付くのは、2つのターミナルウインドウとコントロールパネルだ。
このコントロールパネルの使い勝手のよいことが後々に判明してくる。この構成は次のようです。

1)User and Group Configuration
ふつうはadduserコマンドでやることをGUIでやれる。あとでの確認がこれを見れば一目瞭然。やたらとアルファベットをたたいて細々するよりずっといい。ちなみに私は/home/fukiageというディレクトリをつくって、Addをクリックし、dialogboxをだして、パスワード等を入力。ばっちり。

2)File System Configuration
いろいろ使い道はあるのだろうが、ここでCDROMのmount,umountが一発でできる。これがタコにとっては便利。
/mnt/cdromというディレクトリを作っておく。
FSNをクリック、 次にAdd Mountをくりっく。
私の場合
Device       /dev/hdc(ここはCDROMのつながっている状態で違う)
FStype      iso9660
Mount Point   /mnt/cdrom
MountOption   ro
とした。

そしたらあとは、file System Configurationの画面の MOUNT,UMOUNTをクリックすれば、事足りる。
いちいちabcを打ち込む必要ない。これは便利!

3)Printer Configuration
これはまだ使っていない。設定がGUIライクにできそう。

4)Net Work Configuration
これは後にsambaの設定のときに大いに役立つ。いとも簡単にsambaが終わる。後述する予定。
pppもらっくらくのようだ。

5)Time and Date
これは時刻あわせ

6)Kernel Daemon Configuration
これはモジュールの組み込みと外しをGUIライクに行うものらしい。
多分kernelのconfigurationのときにmoduleの指定をしないとだめかもしれない。
ここは勉強不足であまりわからず
一応、eth0にne(NE2000コンパチ)とaha125xを組み込んでおいた。
意味がないかもしれない。

7)Package Management
Redhatの特徴である、ソフトのインストールアンインストールをRPMS形式で行うことを仕切っているところ。
助かるのはインストールしてあるソフト関係のファイルがどこにあるか、目的のソフトを画面で選んでクエリーを選択すると、関連ファイルがどこにあるか一発でわかる。

いつ役立つかというと、解説書でどこどこになにfileがあると記載されているが、これはほとんどが、slackware版をもとに書いてあるため、Redhatでは若干違っている。しかし、ここでクエリーを行うと、fileがどこにあるかわかるのである。


8)Search Help System
これも、ソフトの名前をdialogboxに入力すると、一連のhelpfileがどこにあるかわかる。
これも便利だ。

9)Modem Configuration
modemを認識させるために設定するのであろう。GUIライクで簡単そう。

10)rnlevel editor
daemonプロセスの切り離し、組み込みを行う項目らしい。
タコにはよく分からず。


これでコントロールパネルの話し終わり。

あとはfilemanagerがGUIで使いやす。
これはスタートメニューのユティリティーのところで
xfmをクリックすると出てくる。wn95に似ていて、右ボタンクリックでいろいろできる。
fileやディレクトリへのアクセス権の管理(複雑なのはできないが)が右クリックで簡単。


、Linuxの日本語化に挑戦(mule立ち上げに一苦労)

 X-windowも立ち上がったことだし、今度は日本語化に挑戦だ。
幸い、2年ぐらいまえに買ったslackware版にJE-0.9.7がついていたのでそれをインストールすることにした。このJEはLASER5配布のLINUX+JE4だったので日本語のインストール解説がついていた。それにしたがってやった。
 説明に従い、KON、ezinstをインストールして、KONをたちあげ、わからないのでJEの内容をすべてインストールした。無事終了。
 kterm OK!(あほな私、ktermはRedhatにはじめから入っていた。2重にインストールしてしまった。)


mule......なに! なにやら libcurses.so.1というわけがわからないfileがないのでだめだ

というメッセージが出た。どうしてなのと悩んでいると、JFの砂山氏の解説記事が頭に浮かんで
内容を見てみると、案の定、muleが立ち上がらないときの対処方法が載っていた。

LINUX+JE4のLIVE−CDからlibcurses.so.1をcopyしてシンボリックリンクを張ったけどだめ。
途方に暮れ、砂山氏にメールを送って聞くことにした。

しかし、メールを送った翌日、秋葉にいったら、goodtiming!林氏著のRedhatの解説書が発売されていた。やはり、muleが起動しないときの対処法が載っていた。

/usr/lib/libcurses.so.1.9.9eとlibcurses.so.1をリンクするようにせよとのこと。

muleとタイプ。......やった。mule立ち上がった。ほっと一息。

cannaも解説書のとおり、/etc/rc.d/rc.localをemacsでeditしSKKの部分を#でコメントアウトしたら。無事立ち上がった。

タコの独り言... しかし、どうもmule使いずらいなぁ。前の文字消すのも、バックスペースじゃ消えないし。MS-DOSで慣れてきたんで、muleに慣れるのが大変。どうにかしてもらいたい。(でも、こういったソフト無償で提供されてるんだからしょうがねいか)cannaの変換速度はどっかのIMEよりずっと早いや。


、カーネルの再構築に挑戦(x-window上でGUIで簡単。しかし........)


 ethernet card、scsi card、soundblasterがdefultでは認識されなかったので、カーネルの再構築でもやってみるかと軽い気持ちで挑戦。

林氏の解説書によると、x-windowが立ち上げっていればいたって簡単そう。

cd /usr/src/linux

して

make xconfig

とするとGUIベースの設定画面が出てくる。この画面が出るには、 Tcl/TKがインストールされてないといけないみたいだけど、Redhatですべてインストールしたら、もう入っているみたい。


scsi card のところで aha-152x を選択、一応ほかのやつは組み込まないことにした。
ether net card のところで NE compatible を選択
sound card のところで SB16 を選択(選択時にIO port,DMA, IRQを記入)

終了

make dep ; make clean

として待つこと数十分
最後に

make zlilo

で完了。今回はローダブルモジュールは選択しなかった。

再起動。

しかし....
SB16とscsiは認識されなかった。どこがおかしいのか、これからの課題だ。

eth0のnetworkcardはばっちり認識!
これでネットワークは組めるぞ。
早く、samba,samba  あほ!踊りじゃない。でもsamba,samba

そのまえに TCP/IPの設定だ。


7、TCP/IPの設定(これも簡単簡単......)

 Linuxはやはりネットワークをやらなきゃ意味がない。NTに匹敵するネットワーク機能があるとのことですよ。基本はTCP/IPプロトコルなので、これを設定せねば。 
 TCP/IPの設定もslackwareであれば、ifconfig だの route だの rc.inet1の使って設定しなきゃならないけど、Redhatだと、コントロールパネルのnetwork configuration で簡単だ。
設定する項目は次のようだ。
一応、家庭内LANを想定し、192.168.1.0というclass Cのネットワークを作ることにした。Ioってのはなんだかわからないが、ドスマガの米田氏の言葉を借りると、「システム内部が持つ仮想的なネットワークインターフェイス」のことだそうだ。ようわからんが、盲目的に書いてあるとおり設定。

Io 127.0.0.1
Network Adress 192.168.1.0
Netmask 255.255.255.0
IP Adress 192.168.1.1
Gateway 192.168.1.1
Broadcast 192.168.1.255

コントロールパネルのNetwork Configuration を開くと以下のような4つの項目に別れていて、それぞれ、次のように設定したけど、よくわからない項目もあり、勉強しなきゃならない。一応やってみた。

 Network Configuration
1,Routing 

Default Gateway 192.168.1.1
Device eth0
Interface Network Adress Netmask Gateway
eth0 192.168.1.0 255.255.255.0 192.168.1.1


  デフォルトゲートウェイは一応LinuxPCにささっているethercardのeth0を指定して、アドレスはeh0の192.168.1.1を記入。ゲートウェイもデフォルトと同じにした。

2.Interface

Interface IP Bootup Aboot Active
Io 127.0.0.1 no yes active
eth0 192.168.1.1 no yes active

Bootup とAbootはどんな意味かよくわからない。よくわからないが、上の設定でやってみた。いいかげんだね。でも動いたが勝ち!

3.Names

Host name localhost
Domain ?
Search for hostnames in additional domains ?
Name server ?

Hostnameはデフォルトでlocalhostがすでに記入してあった。これでいいのでしょう。(このいいかげんさがあとで、sambaのときにひびいて、夜も眠れぬ日々が続こうとは、誰も知らず。....)

4.Hosts

IP Names NIcknames
127.0.0.1 localhost
192.168.1.1 dell linux
192.168.1.2 np5 win95
192.168.1.3 tp4xe gamepc

 Linuxが入っている。dellのpcを192.168.1.1にして、win95のメインに使っている、asusのM/B NP5のペンタプロ150MHZを192.168.1.2にした。 残りの1台はasusのM/B TP4XE のペンタ120MHZのゲームマシンを192.168.1.3にアドレスを設定した。


8、win95のTCP/IPの設定

 win95のコントロールパネルのネットワークを開く。プロトコルのところにTCP/IPとNE2000のカードがバインドしている設定
TCP/IP→NE2000 Compatible
が出るように設定すればあとはこのマシンのIPアドレスを
IPアドレスを自動的に取得
からその下のアドレスを記入するところに
IPアドレスを 192.168.1.2とか 192.168.1.3 とか記入する。
サブネットマスクは
255.255.255.0
にする。

次にhosts ファイルをwindowsのディレクトリに作る。
すでにhostsファイルがあった。メモ帳で、なかにtab切りのアドレスと名前、ニックネームの部分をLinuxで書いたのと同じように記述。うちの場合は
192.168.1.1 dell  linux
192.168.1.2 np5  win95
192.168.1.3 tp4xe gamepc
てな調子。これと同じファイルを、2台のwin95マシンに作る。
これでばっちり。


、ping telnetで確認(ピピッピーピングーピングー)

さてと、10baseTでつないで、win95マシンからおもむろに
ping
ピングったて、ペンギンのピングーじゃないよ。ゴルフのアイアンでもない。
やった!linuxから返ってきた。ばっちり。
今度はtelnetでログインしてみっか。
telnet 192.168.1.1
login:
でてきた。
fukiageとタイプ

pasaswordを入力
やったゲストでログイン成功。

こんどはhostsファイルがうまく働いているか。

telnet dell
ligin:
やった!
OK、ばっちし。
これでsambaも終わったようなもんだ。ハハハハハハ......

0、いよいよsambaだ!

 目標の一つだった、linuxマシンをwin95のファイルサーバーとして使う。
ソフトはsambaだ、前にもいったけど、リオのカーニバルじゃないんだからな。
でも面白い名前をつけるもんだ。ほかにもマスカレードなんてのもあるし。小室ファミリーの歌じゃないのにね。仮面舞踏会か。
 さて本題。sambaのインストールだが、これがもう既に、Redhatのインストールで一緒に入っている。
linux立ちあがる時の目にも留まらぬ速さのメッセージを追っていると、たしかにsmbd とnmbdのデーモンがすでに走っている。厄介なインストールなしにもうsambaが使えるなんてタコにはうれしい。でも、unixの勉強にはならないかもね。
 既にhostsファイルは作ってあるし、おもむろにwin95マシンのネットワークコンピュータの画面を出しpcを検索し、dellのpcが出ればOKさ。
さーてどうか。どひゃー。てめえのpcのnp5しかでないよ。dellが出ない。どうして。
telnetで
telmet dell
でログインできるのに。どうして。
JFのドキュメントや、ドスマガの米田氏の記事を参考にもう一度見直す。
しっかりデーモンもうごいているのに。

ああ。やはり駄目か。まいったね。
寝床に入ってもsamba、sambaがちらついて、リオのねーちゃんが浮かんで、どうしてなの。
dellが出ない。トホホホ....


こんな状態で数日が過ぎ、ハンバあきらめていた。
しょうがねー、ブルックナーの8番でも聞いて身を清め直すか。
8番を聞いてがきといっしょに寝床に入った。
そうだ待てよ。linuxのloginの時に

localhost login

って出るな。名前がおかしいんじゃないのか?
コントロールパネルのnamesのところのhostnameがまちがってんじゃないのか。
一応ここをlocalhostからdellに変えてみる
か。デフォルトでlocalhostってなってたけどな。
dellに直したら、

dell login

に変わった。
win95マシンでネットワークコンピュータを開き、検索........
おーっと出ました。やった。linuxマシンのdellがでた。これでやっとwin95とlinuxがsambaでつながった。
さすが、ブルックナー。心を清めれば知恵も浮かぶか。
次は、linuxに自分のフォルダーを作ってファイルを置いてみることにするか。

11、UP GRADEに失敗 再び眠れぬ夜が......

 内心、待ちに待ったRedhat linuxのガイドの和訳が出た。ちまたでのRedhatの人気が伺われる。
早々、本書を購入。ざっと目を通す。

おっ!CDROM付き。Redhat4.1も入っている。この際だからバージョンアップやってみっか。
Redhatの特長の一つ、アップグレードが簡単にできるのである(ここが最大の落とし穴だった。とほほほほ)。

<内なる声モード>
あははははは。ざまーみろ。slackwareじゃ、再インストールしなきゃな。Redhatって簡単だ。ここにもまた、Redhatの優越性が見える。
<内なる声モードおわり>

さっそく、4.0付属のboot diskを挿入。選択項目で upgradeを選び、おもむろに、付録の4.1のCDROMを挿入。めんどくせーや。ぜーんぶupgradeだ!アップグレード項目をすべて選択(この辺がタコの浅はかなところ)。

難なく終了。rebootだ。
おっと。うまく立ち上がった。でもでも.....
eth0のネットカードが認識されていない。
いいさ。後でMETRO−X windowのコントロールパネルで組み込めば良いのだから。
楽勝楽勝。

x-windowも無事立ち上がった。おもむろにコントロールパネルのカーネルコンフィギュレーションを開き
eth0 io=0x300,irq=3を登録し保存した。さあrebootしたが......
まだ認識されていない。
もう一度コントロールパネルを開く。なんだ!さっき設定した項目がまっさらになっていて反映されていない。もう一度eth0を設定する。保存。念のためまた開いてみる。がちょーん。まっさら。何度やっても同じ(ここら辺ではとうの昔にRedhatの優越感はぶっ飛んでいた。)。
原因はおそらく、Redhatの4.1とコントロールパネルのバージョンの不都合かもしれない。
4.1のユ−ザーズガイドのコントロールパネルと私の現在のバージョンのコントロールパネルとでは設定項目等で若干違っている。

解決策はないかと、niftyのlinux関係の会議室をのぞいてみた。
おっと私と同じ事で悩んでいる人がいるではないか。
コントロールパネルに上手く設定できないことで。
私も便乗して書き込みしたが、follow まったくなし。

しょうがない、4.0の再インストールか。
とほほほほ.....


12、再インストール しかしそうは問屋が卸さない

 再インストールは簡単だ。もうHDDのパーテーションも切ってあるし。
再インストールは難なく成功。さてTCP/IPの設定だ。
ネットカードを認識させて、7、TCP/IPの設定のとおりやった。
そして、win95マシンから  ping ピピッピーピングピング
どひゃー。信号が返ってこない。

どうしたんだろう。焦りまくり。もう一度、IPアドレスなどの設定項目を確認。
間違いないよ。sambaだって動いている。
win95からネットワークコンピュータをのぞいても、もちろんlinuxPCは見えない。
どこがおかしいかまったくわからん。

数日後....

また、再々インストールしてみっか。
今度はインストールした後ではなくインストールの途中のネットワークの設定のところで、TCP/IPを設定してみよう。
IP adress , netmask, 等々を記入後、再々インストールを終了。

win95PCから、 ping   おおっと返ってきた。信号が。
よーし。hostsを設定して、ホームデレクトリに自分のデレクトリを作り
winPCのネットワークコンピュータからlinuxマシンを探す。

よーし、やっとsambaが再現できた。
変な寄り道をしてしまった。

でもなぜ、インストール後にTCP/IP設定したらうまくつながらなかったのだろう。
何だなよくわからない。出も動きゃいいや。

ただ、upgradeも Redhatとは言えwin95ソフトのようなわけにはいかないことを知ったよ。
くわばらくわばら。


13、LinuxPCにwin95のファイルを置く  

 さて、一応sambaでwinPCとLinuxPCがつながったのでwindowsのファイルを置いてみることにした。LinuxPCの xwindow上でコントロ−ルパネルのusersand groupsを開き/home/fukiageのディレクトリを作りパスワードも設定した。

ユーティリティーのxfmで/home/fukiageを選択し、マウスの右ボタンをクリックすると、メニューが現われ、permissionを選ぶと、書き込み読み出しの制限が簡単に設定できる。一応無制限に書き込み読み出しを行うようにした。

また、/etc/samb.conf. はdefaultのままにした。

さて、winPC側からは、/home/fukiageにアクセスすると案の定パスワードを聞いてきた
パスワードを入力すると、ディレクトリに入ることができた。(しかし、なぜか2回目アクセスからはパスワードを聞いてこない。)


そこへ片っ端から、wordやexcel、powerpointのデータファイルをコピーしてみた。

がちょーん! 漢字の一部が文字化けして正しくファイル名がwinPCから見ることができない。
半角英数は大丈夫みたいだ。ひらがなだけも大丈夫のようだ。
おそらく文字コードの問題のようだ。

今度はLinuxからktermを使ってファイルを見ると、半角英数以外はまったく意味不明の文字になっていて、なにがなんだかわからない。

sambaのソースコードをコンパイルする時にオプションをつけると、日本語が正しく表現できるとのことだが、なんせ、Redhatはバイナリーでかつ、RPM形式のファイルになっているのでどうにもならない。

だめもとで、niftyのLinux関係の会議室にアップしたら、やはり、RPM形式のsambaでは日本語は上手く表現できないとのこと。ファイル名を全部半角英数で統一しなければならないのか。

Redhat版はRPM形式のファイルをサポートしていて、アプリのインストールなどは簡単だが、その分、融通が利かないようだ。トホホホ....


Redhat.com.にe-mailでRPM形式の日本語使えるsambaを作ってと頼んだが返事がこない。私のpoorなJapaneaseのせいかもしれないが。


まだ試してないが、ソースコードのsambaを日本語が旨く使えるようにコンパイルして、バイナリーにして現在はいっているファイルに上書きしたらどうだろうか。

ファイルサーバとしてつかえるが日本語の壁は厚かった。




Redhat版 Linuxお勧め情報源

Redhat版Linux公式サイト(http://www.redhat.com)

Redhat Linux 解説書 『Linux 入門キット−Redhat Linuxで今日から始めるunix−』 林雅人著 秀和システム ISBN4-87966-634-3 C3055(Redhat R4含む、ただしMetro−Xserverは無し、現在唯一のRedhat解説書)

JFの唯一Redhat Linux解説記事 砂山仁さんが書いています。

『redhat Linux 4.1ユーザーズガイド』 LASER5出版局 ISBN4-900813-20-6 C3055 3800円
やっと出ましたユーザーズガイドの和訳。CDROM (Redhat4.1、JEを含む)付


ご意見ご感想待ってます mail adress fukiage@fureai.or.jp

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