気楽に・・・・English・・・・・・・Page 239


  9/23/98   WASH  他動詞と自動詞


鋭い指摘と質問が来ました。
ここで、回答させてもらいます。

232ページ で

1、A lot of houses were away by the flood.
  となっていますが
  A lot of houses were carried away by the flood.
  が良いのではないか?

回答: そうですね。
    受動態の動詞の過去分詞が抜けていました。
    ご指摘ありがとうございました。

    ここでは、wash の説明なので次のように訂正しました。

    A lot of houses were washed away by the flood.

        wash away と carry away ではどう違うか?
     
    wash away が 「水にえぐりとられて流される」イメージに対し
    carry away は 「はこばれて流されている状態」に力点が置かれ
    ている。

    (注)これを能動態に変えると
       The flood washed away a lot of houses.
              (洪水は多くの家を流してしまった)。

       となりますね。
        
       ここでは Wash は 目的語 a lot of houses が
       ないと文章がなりたたないですね。

       目的語が必要な動詞を他動詞といい、目的語がなくても
       文章が成り立つ動詞を自動詞といいますね。

       多くの動詞は自動詞と他動詞の両方で使われます。
       wash も 両方の使い方が出来る動詞です。

       自動詞の例文
        I wash before meals.
                (私は食事前に手を洗う)

        ここでは、wash は「体の一部を洗う」と
        いう意味で目的語を伴わなくっても文章が
        出来あがっています。

       他動詞の例文
        I wash my face.
                (私は顔を洗う)

        ここでの wash は 「を洗う」という意味で使われており、
        my face (私の顔を)という目的語を伴って文章の意味が
        通じるようになっている。
        目的語を伴う動詞が他動詞です。

       このように、wash という同じ動詞なのに他動詞と自動詞と
       の意味を持っているのです。 

2、もう一つの質問は、  

  The bridge washed away in the flood.
  (その橋は洪水で流された)。

  これは、
  The bridge was washed away in the flood.
  となるのでは?

  というものでした。

回答: この文では、 wash が 自動詞として使われており、
    従って、目的語がありません。
    ここでの、wash の意味は、自動詞の
    (水に)「流される、えぐられる、さらわれる」です。

    もし、他動詞として使うとすれば、
    The bridge was washed away by the flood.

        能動形では、 The flood washed away the bridge. 
    となり、他動詞の条件である目的語(the bridge) が
    ある事が分かりますね。


質問ありがとうございました。

 
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