鋭い指摘と質問が来ました。 ここで、回答させてもらいます。232ページ で 1、A lot of houses were away by the flood. となっていますが A lot of houses were carried away by the flood. が良いのではないか? 回答: そうですね。 受動態の動詞の過去分詞が抜けていました。 ご指摘ありがとうございました。 ここでは、wash の説明なので次のように訂正しました。 A lot of houses were washed away by the flood. wash away と carry away ではどう違うか? wash away が 「水にえぐりとられて流される」イメージに対し carry away は 「はこばれて流されている状態」に力点が置かれ ている。 (注)これを能動態に変えると The flood washed away a lot of houses. (洪水は多くの家を流してしまった)。 となりますね。 ここでは Wash は 目的語 a lot of houses が ないと文章がなりたたないですね。 目的語が必要な動詞を他動詞といい、目的語がなくても 文章が成り立つ動詞を自動詞といいますね。 多くの動詞は自動詞と他動詞の両方で使われます。 wash も 両方の使い方が出来る動詞です。 自動詞の例文 I wash before meals. (私は食事前に手を洗う) ここでは、wash は「体の一部を洗う」と いう意味で目的語を伴わなくっても文章が 出来あがっています。 他動詞の例文 I wash my face. (私は顔を洗う) ここでの wash は 「を洗う」という意味で使われており、 my face (私の顔を)という目的語を伴って文章の意味が 通じるようになっている。 目的語を伴う動詞が他動詞です。 このように、wash という同じ動詞なのに他動詞と自動詞と の意味を持っているのです。 2、もう一つの質問は、 The bridge washed away in the flood. (その橋は洪水で流された)。 これは、 The bridge was washed away in the flood. となるのでは? というものでした。 回答: この文では、 wash が 自動詞として使われており、 従って、目的語がありません。 ここでの、wash の意味は、自動詞の (水に)「流される、えぐられる、さらわれる」です。 もし、他動詞として使うとすれば、 The bridge was washed away by the flood. 能動形では、 The flood washed away the bridge. となり、他動詞の条件である目的語(the bridge) が ある事が分かりますね。 質問ありがとうございました。