今日のひとくち英会話(2016.6.25)
□ 今日の表現   He's very centered.   『ブラック・レイン』で共演したマイケル・ダグラスが高倉健から多くを学んだと語り、また、   彼を偲んで、″He's very centered."と評していた。 □ 意味   テレビでは、”彼はぶれることはなかった。”と、字幕が出ました。 □ centerに関して   He is centered は、紹介したとおりですが、では、     He is self-centered. となると、“彼は自己中心的だ。”と言う意味になります。   ずいぶんと、意味合いが変ってしまいますね。 □ アメリカ英語とイギリス英語 − スペルが異なる単語   centerと書くのはアメリカ、イギリスでは、centre   次の単語も両国では、スペルが異なります。   小切手   イギリス:cheque 、 アメリカ: check   メートル  イギリス:metre、 アメリカ: meter   お母さん  イギリス:mum、   アメリカ: mom   免許証   イギリス:licence、 アメリカ:license 注:動詞ではイギリスでもlicenseと書く場合が多い。   色     イギリス:colour、 アメリカ:color   隣人    イギリス:neighbour アメリカ:neighbor   仕事/労働  イギリス:labour  アメリカ:labor   斧     イギリス:axe、   アメリカ:ax   タイヤ   イギリス:tyre、  アメリカ:tire  *イギリスとアメリカでは、スペルの違い以外にも、単語自体が異なる場合もかなりあります。 □ 余談ですが・・・  * self-centered とよく似た意味で、selfish (わがままな)という語があります。   ある部門で、優秀な部下を、他の部門から必要とされ、欲しいと言われたが、   その上司は、自分の部門でも必要不可欠な存在であったので、手放したくなかったので、渋っていると、   アメリカ人の上司から、"You are selfish." と、言われていました。   その会社では、請われれば、優秀な人材から、他部門に転出するのが、企業文化でした。   私も、この文化に沿って決断をしてきましたが、しばらくは、苦しいですが、   また、新たに優秀な人材が育ち、会社としても、個々人にとっても、happyになり、   全社的には、この文化は人材の活用・育成に極めて有効だと気付きました。   centered での思い出話でした。  では、また。 (^_^)/~

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