・六夜様 老人たちが月に一回集まって飲み食いしたりカラオケをしたりしている
二十六夜さまとか二十六夜待ちとかいうものと同じなのか?は判らない
瓜連町の常福寺等というところにいったりして「掛け軸」を迎えたりするそうだ。
・三夜様 昔やっていたらしいが、今では良く判らない
つくば市に三夜様(月読神社)がある
百姓の神様だということを聞いたことがある。
正月に、その年の作物の出来を占ったお札を貰ってくる。
・お日待ち 正月にそういう風習があった。
正月2日に集会所などに男たちが集まって
男だけで飯を炊き、魚を煮て酒を飲む
それが2晩くらい続いたのだそうだ。
年長者がえらいので何もしない。
年下のものが料理をする。
・こーしんさま 庚申様
・みづみねさま 三峰様
・えびっさま 恵比寿様(恵比寿講)
・あまぴき様(雨引さま)
・施餓鬼
・てんのさま 天王様 昔は7月?日になると
村の中心に竹と萱で小屋を作り
そこに村中の人が来て野菜などをあげて祭った
・どーしき念仏
・どーなぎ 8月1日の早朝にお墓の掃除に行く
・かまじめ 鎌仕舞い 12月31日
かきだれ、幣束、祓えなどを神社で購入してくる
・くわいれ 鍬入れ 1月3日
・やまいれ 山入れ 1月4日
・元旦講
・おぴしゃ この辺では「妙見・明神おぴしゃ」ともいう
・べっか 妙見ベッカとも言う
ベッカは「別火」ではないかと思う。
妙見とは北斗七星のことだという記述があり、平将門が信仰していたらしい。
・おやしき 我が家の畑があるところを「おやしき」と呼ぶ
これは永禄の時代に横瀬若狭の守という殿様がこの地に城を作り
畑の場所に侍屋敷があったからだと言い伝えられる。
なんだか良く判らないが、ときどき石器に様なものが出土する。
・前畑 裏にあっても「前畑」とはこれいかに?
たぶん、昔の殿様の居城を中心に呼び名がついたからでしょう。
・極楽寺 近所の同名のお寺があるが
そことの関連は判らない
ただ、横瀬の殿様の城内に極楽寺という寺があったらしい。
その地を今でも「寺畑(テラバタケ)」と呼ぶ家がある。
・かいしょ 会所
小谷沼の干拓をするために、台地をくりぬいて菅生沼に流したらしい(悪水落としと言う)
そのときの事務所みたいな家があってそこをいまでも会所と読んでいる。
・たがっぽとーろ 竹で作った灯篭らしいが、今日はじめて知った
昔は「新盆」に家の庭に一族のものが来て作ったらしい。
たがっぽ…というのは竹の棒のことです。
・七升撒き そういう呼び名の畑がある
麦を七升撒けるからそう名づけたらしい
なんか、生活に密着していて、こういうの好きです。
・妙見山 いまは山ではない
そこは大塚戸城の入り口であったらしい
その南側の田んぼを「妙見前」と読んでいる。
・土塁 城・館の曲輪(くるわ)に設けられた土手のことらしいが
私の子供のころはまだ残っていた
畑などをトラクターで耕すようになってから
土地の形が変わってきたように思う。
それと、山を掃除しなくなったこともある
落ち葉や草が堆積して
これも土地の形を変えていく
・ねんがらふかい 執念深いということらしい
・ねんがらぼー 子供の遊び
五寸釘などを地面に投げ挿し
相手のものを倒す…という感じだったと思う。
・救済道路 むかし、大正の飢饉というのがあったそうで
そのとき、食うにも困っている百姓を救うために
どうでもよいような道を普請して給金を払った。
そういう道を「救済道路」などと呼んでいる。
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