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ビル・エヴァンス(p)は、スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)とのトリオで４枚のアルバムを残しました。その４枚はどれをとっても最高のアルバムです。特にこのヴィレッジヴァンガードのライヴは、初心者から上級者まで満足のいくオールマイティな名盤です。
何がすばらしいって、ピアノとベースのインタープレイに尽きます。自己の内面を深く掘り下げていくようなエヴァンスのピアノを、ラファロのベースが鼓舞してやみません。その丁々発止のやり取りから醸し出される緊張感は、ただならぬものでありながら美しく、まさにリリシズムの極致と言えるでしょう。
なのにこのライヴ、客が飲み食いしてる音とかけっこう聞こえるんです。それがまた臨場感を高めていると言えるのでしょうか？
2002/03/03