ソニー・クラーク(p)がジャズ史上に偉大なる足跡を残した巨人かというと違うと思います。実際このアルバムも本国アメリカではほとんど評価されなかったようです。ところがそれが、こと日本では最高の人気を誇る大ヒットアルバムだというのだからおもしろいものです。
アート・ファーマー(tp)とジャッキー・マクリーン(as)の2管が活躍し、本人もリラックスしたムードの中で思いっきりブルージーなプレイを聴かせます。特に2曲目「BLUE
MINOR」はそういった特徴が最も顕著に現れた名曲です。
また、内容以上に魅力的なのはこのジャケットデザインです。見ての通り、膝下からハイヒールまでの女性の美しい脚…。それだけでも充分名盤の価値有り?
2002/08/10