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クワイエットマンの異名を取るジョン・フォックスの真のクワイエットマンぶりがサウンド面で存分に発揮されたこのシリーズ、1997年に第１集が出ていましたが、2003年に第２集が出るタイミングでカップリングされ、２枚組となりました。
一部本人の声をサンプリングしたと思しきコーラスが聞こえるものの、基本的にはアルファ波出まくりのヒーリング系インストゥルメンタル集のため、ニューロマ、エレポップのフィールドにおけるジョン・フォックス節を期待すると肩すかしをくらいますが、これはこれでちゃんとジョン・フォックス節になっているからおもしろいものです。
こういったサウンドなので、どの曲がどうといった形で語ることはできませんが、全編通して人工的に自然と一体化しようとする彼独自の世界に引きずり込まれる展開。強いてそれまでのサウンドに当てはめて考えると、傑作『THE GARDEN』の表題曲から歌詞（ヴォーカル）とドラマティックな展開を除くと、こういったサウンドになるのかもしれません。
お休み前に聴くと安眠保証。
2005/10/01