天気が悪いと寒い日もあるが、概ね日中はまだ暖かい。
すけべぇなビデオやマンガなどのジャンルで「時間停止もの」と言うのがあるらしい。
すけべぇものに限らず、誰しも一度は時間が止まればと考えるものだと思うのだが、現実に時間が止まるとどうなるんだろうか。
ふと気になって、仕事場でデータ整理しながら脳みその別領域で考えてた。
あくまで思考実験なので、精度などは求めないのであります。
マンガなどでは止まった時間の中で主人公が好き勝手に動き回ってなんやかんやするようなのだが、そもそも時間って何だろか。
時間はあまりに概念的で、「流れ」などに例えられたりするけども、突き詰めれば「モノの変化」をある尺度に当てはめたものじゃないだろか。
変化がゆっくりなら時間はゆっくりと感じられ、急激な変化は速く感じられる。感覚に依存する物理量と言う感じだろうか。
つまりモノの変化が時間であると定義すると、時間停止とは一切のモノが変化しないことになる。
変化とは形状や状態だけでなく位置も対象となるため、止まった時間の中ではモノの位置も変化しない。つまり空気の分子も位置を変えないので、地上の濃密な大気の中ではそもそも動くことは出来ないのではないか。
自分の意識だけが覚醒したまま眉一つ動かすことが出来ない、が正解な気がする。好き勝手動くことは難しい。
時間が停止した世界ではなく、自分が超高速で動くことで相対的に周囲の時間が遅くなると考えるとどうだろう。
それは例えば、100mを0.001秒で移動するような世界だろか。世界記録のおよそ1万倍の速度。常人の1万倍速く動けば実質周りは止まってるようなものだろう。
秒速10万メートルで移動する。光速の0.03%ほどで移動するのは、大気の摩擦や断熱圧縮が心配になる速度でありますな。
高度2万メートルをマッハ2.2で飛んだコンコルドは、機首先端が120度にも達したと言う。
初代はやぶさは秒速12km=秒速12,000mで大気圏再突入し、回収カプセルは1万度を超えたと言う。
地上で秒速10万メートルは一瞬で燃え尽きそう。
指先を数センチ動かすだけで尋常でない衝撃波が周囲を吹き飛ばしかねない。
……、なんと言うか、空想科学読本みたいな身も蓋もない話になりそうで、考えてもあんまり面白みが無くなってきたので、考えるのをやめた。
しかし、時間を「流れ」で表現するのも、よくよく考えれば不思議な感覚でありますな。
過去は記憶や記録の中にしか存在せず、未来は未だ存在しない。あるのは「今」の瞬間だけ。流れだと連続しているように思えるのだが、実際問題、記憶や記録は連続しないのではないか。
一瞬一瞬の断片を想像などで連続的につなぎ合わせているだけではないだろか。つまり大量多層のミルフィーユか映画のフィルムのような。
人間は少なくとも1/60秒以上のフレームで世界を認識してるらしいので、たぶん一瞬はその時間範囲内なんだろう。
過去は断片のつなぎ合わせで、未来は想像でしかないと考えると、なんと言うか、身も蓋も無いなやっぱり。
光速を超えると過去が見えると言う話もあるが、干渉は出来ないし、光速を超えるのは難しい。
そう言えば、キヤノンのSPADセンサなる撮像素子が100ピコ秒の時間分解能を持つと言う。
100ピコ秒だと光の速度でも3pしか進めんな。
3p毎で光の軌跡が動いてるのを捉えられるのか。もう意味が分からねぇな。100ピコ秒なんて100億分の1秒、限りなく止まった時間じゃねぇか。
今日の三次元
そう言えば電気機関車をEF62、EF63と作ってきたので、次はEF64かと思ったら、EF64は2種類あるのか。
まぁ、今作ってるのを粛々と完成させるまであんまり手を伸ばすのは良く無いな。
まぁ、そんな感じ。
2021.11.07(日)