サンピアザ水族館
札幌市中心部より市営地下鉄で約30分。東西線の終点駅、新さっぽろにある水族館。
サンピアザというデパートの一部として設営されているようで、サンピアザデパートと同一の敷地内にある。
入り口はデパート店内とは直結していない。
入り口で入場券を販売しているが、隣接する「青少年科学館」とのセット入場券も一緒に販売している。割引は無いようだ。
館内は割と狭い。アザラシとペンギンがいるので入場料は900円と規模にしては割高な印象を与える。
面白いのは1年有効のパスポートが発売されていて、値段は1500円。今回は購入しなかったのでどういうモノかは判らない。
館内は狭いが照明を落としているので暗く、かえって落ちついた雰囲気を出している。
しかし、入ってすぐの水槽がなんだか普通のイソギンチャクとガンガゼっつー毒針ウニの展示っつーのはちょっと意表モノ。
基本は海水魚中心だが、水槽の清掃も割と行き届いていて、展示魚も北方系が多い。
カニ水槽はよだれがでそうなくらい美味しそうだが、あれではカニ料理屋の水槽と大差無い。
ホッカイシマエビが水槽内の網にびっしりいて、やはり美味しそう。
ラッコの水槽前のちょっと広くなっているところでは企画モノの展示がなされていることが多いようだ。
今回訪れたときにはナマコや貝、イソギンチャクの展示がされていた。
館内を一周すると2階に登る階段があり、順路に従って2階に進む。
2階の最初の展示はサケの稚魚の展示だった。指を入れるとかみついてくる。良い子のみんなは水槽に指を入れちゃダメだ。
その後水槽は渓流を模した多段水槽になり、美味しそうな渓流魚が泳いでいる。
先に進むとオウサマペンギンが寝ていて、その横はアマゾンを模した水槽だ。水面が背の高さより低めになっていて、定期的にスコールを降らせているという。
水面上からも水中からも魚の様子が見れて結構だが、ペンギンの隣に置くそのセンスはどうかと思う。
2階もやはりぐるりと1周する形になっていて、途中あちこちに企画モノの展示がなされている。狭い館内を有効に活用しているらしい。
ちなみにここのピラルクはなかなか大きくて立派だ。それなりの風格さえ漂ってるような気がする。
2階出口付近のお土産物屋はクリオネのグッズが多数を占めていた。
そういえば1階にクリオネの展示があったような気がする。ミズグモの隣だったかな。確かに可愛らしいカタチをしているが、騒ぐほど可愛いとは思えない。
貝殻詰め合わせや、いろいろな置物などもあったが、すぐリキャストやパーティングラインを考えてしまうモデラーな自分がイヤだ。
ここで出口付近の金魚や小さな熱帯魚が泳いでいる妙に横に長い水槽で、我々取材班は驚愕する事実を間のあたりした。
甲長10cmはあろうかというミドリガメが3匹、同一水槽内を泳いでいたのだが、その潜行速度もさることながら果敢に小魚に対してアタックを仕掛けていたのには実際驚きを隠せなかった。
あの水槽はカメの展示で魚はエサだったのだろうか。我々が執拗に見続けていた間はアタックも全て不発に終わっていたが、小さな水槽の中でも弱肉強食を再現していたことに深い感銘を覚えずにはいられなかった。って、普通カメと金魚一緒にするかな。相変わらずセンス・オブ・ワンダーでいい味だしてます。
出口は2階にあり、筒状の螺旋階段を降りて外にでる。
ちなみに水族館の建物の下にはファーストフード店とパチンコ屋があり、オトナの夢も一緒にかなえてくれそうなトコロだと思ったか思わなかったかは定かでは、ない。
所在地:北海道札幌市厚別中央2条5丁目7-5
Tel:011-890-2455
web:http://www.wnn.or.jp/wnn-z/zooinfo/hokkaido/sunpiaza.html
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