品川水族館
frontside

 プリンスホテルなどの高級ホテルが並ぶところにずいぶん場違いな、と思ったら品川駅から京浜急行で6つ目の駅、「大森海岸」の近くにこの水族館はある。
 ロケーション的にはJR大森駅とモノレールの大井競馬場前の間くらい。
 運河の海水を引き入れた池のある公園のなかに建てられています。
 最寄り駅は上記の通り「京浜急行 大森海岸」。普通電車しか停まらないので要注意です。
 品川駅からの所要時間は10分くらい。
 大森海岸駅からは徒歩5〜10分ほど。道なりに案内板や行き先表示板が立っているので、駅を出て左に曲がって道路沿いを歩いていれば、看板はすぐに見つかります。
 右に曲がるとJR大森駅に行っちゃうのでやっぱり注意。
 クルマではどう行くのかはちょっと調べてませんが、近くに駐車場もなさそうだし、大人しく電車で行くのが吉です。

 水族館の建物は非常にきれいです。白を基調として屋根や文字などは青で統一。
 割と新しいという印象を与えます。
 入場料は大人900円。比較的安い部類だ。入場券にはあまり色気はない。
 入り口脇の自動発券機で入場券を買い、エントリーする。
 入り口正面で半券を切ってもらい、すぐの展示は淡水多段式水槽。
 例によって上流域から河口付近までの川に住む魚を区域ごとに分けて展示したモノだ。
 が、ここのは水槽内が明るく、ガラスもきれいでとても見やすい。魚数も多く、魚種も割と豊富だ。
 また水槽が天井からガラス張りのために、非常に見やすくてよい。
 続く展示は東京湾(砂浜)の生き物の展示。
 これも言うまでもなく非常に見やすい。しかも波のギミック付き。魚の量といい種類といいまとまっていて、違和感を感じない。
 次の展示は品川あたりの海の展示と言うことで、背景はビル街。
 ここも今までの展示の流れを汲んでいて、時間を忘れて張り付いてしまう水槽である。
 隣の水槽は今度は磯を再現しているらしく、こちらは潮の満ち引きのギミック付き。
 水が引くに連れ梅干しのようにしぼんで行くイソギンチャクが哀れでならない。
 こういうギミック付きの展示は見て行てなかなか楽しい。

 ここの水族館は驚くことにイルカのショーがある。
 建物の規模からはちょっと想像もつかない。狭い中で演技するイルカや調教師も辛いだろうが、見る方も結構辛い。
 かなり観客席は狭い。見るときはそれなりの覚悟を。
 ちなみにその隣ではペンギンが昼寝している。
 アザラシも一応いる。水族館基本3獣はそれなりに押さえているという事か。

 ここ品川水族館には海中トンネルまである。
 最近の水族館のトレンドはほとんど押さえている感じだ。
 このスペースによくもここまでいろいろと詰め込んだものである。
 海中トンネルは階下に降りて進む。室内に設けられた大水槽の中にトンネルが作られているのだ。
 ただ、水深は浅い。

 階下は他にも熱帯魚関係の水槽や、アマゾンの魚の展示など、そこそこの展示がある。
 ここのピラルクーはかなり巨大だ。ヘタしたら今まで見た中で最大かも。
 出口はこのフロア。出口前には定番のグッズを売る売店がある。
 奥にはイルカ水槽もあるが、あまり面白くはなかった。
 
 とは言え、ボーっと見てると黙って1時間は過ぎてしまうので、全体的に見ればそれなりに面白い部類ではあると思う。
 でもやたらとアベックが多かった。デートコースなのか?ここって。
 行きやすい場所だからか。たしかに内装もあまり水族館という印象を強く与えるものではないし、なにより臭いがなく清潔感を感じさせる。
 都会の中の水族館は色々な工夫が凝らしてあって、下手な海岸沿いの水族館より面白いかも知れない。
 とにかく交通の便が良いというのは、まず第一に利点の一つである。

 JR大森駅からも行けない事はないが、ちょっと歩きます。同様に大井競馬場からも歩けないことはないけど、あまりお奨めではないです。




 所在地:東京都品川区勝島3-2-1
 Tel:03-3762-3431
 web:http://www.st.rim.or.jp/~y-tsuji/suizokukan.html
   (公式サイトかどうかは不明)


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