市立室蘭水族館
室蘭港を大きく一望するように架けられた橋、白鳥大橋。
水族館の歴史は白鳥大橋よりも長いのだが、ロケーション的にはこの橋のたもとに位置する。
この水族館もかなり昔からあるのだが、記憶とかなり相違点が多いところを見ると、思い出を美化しているのか、橋の建造に伴って周囲の環境が変わったのか、建て替えられたのかのいずれかだろうか。
入場料は大人300円。こぎれいな入り口脇に券売所兼受け付けがある。んー、やっぱ建て替えられたのかも…。
真新しい駐車場もあるし、園内の芝生はヤケにきれいだし。
水族館は遊園地までとは行かないが大型遊具が敷地内に併設されている。とは言え、コーヒーカップや低い観覧車などだ。遊園地というにはあまりに寂しい。
さて、正面入り口ゲートをくぐると正面に黄色い水族館の建物があり、建物外にはアザラシやトド、オットセイなどが屋外展示されている。
水族館には側面の壁に大きく「アブラボウズ」というサカナのマスコットが描かれていて、どうやらこの水族館のシンボルフィッシュとなっているそうだ。
館内の構造は2階建てになっていて、基本的にメインの展示は1階になっている。
順路と言うモノがあるのかどうか、一つの部屋の周囲の壁が水槽になっているだけで、いくつもの部屋に分かれて展示をしているわけではない。
見ようによっては10分もあれば見終わってしまう程度のボリュームだ。
一応順を追って説明すると、最初の展示はオオサンショウウオ。次にナマズ。そしてチョウザメ。
まとまりのない順番ではあるが、かえってマイナーぶりが発揮されていて、好感が持てる。
次は熱帯淡水系のサカナたちだ。だが、きらびやかな熱帯魚ではなく、地味な色彩のサカナで占められている。
そして展示は冷水系に移り、ミズダコやオオカミウオ、ニシン、サケ、タカアシガニなど、近海なんだか深海なんだか取り合わせが結構いい加減です。
その後は暖流系のサカナの展示を経て近海展示に続くわけですが、どれも食卓のサカナが中心です。
とは言っても、これらサカナの選択は悪いわけではなく、水族館というのは学術的な観点からも運営される意義があるので、ただ珍しいサカナばかり集めるよりは、身近なサカナの方が学ぶコトは多いはず。
他に1階では出口付近に円筒形水槽に泳ぐタイやソイなどがいますが、ちょっと見栄えが良くはないです。
あと、ふれあい水槽なる磯の生き物にさわれるコーナーもあるにはあるが、ヒトデとかウニばかりだ。
1階展示で残念なのは、全ての水槽が同じレイアウトだということ。
ブルーの壁紙に僅かな砂。熱帯系も冷水系も暖流系も近海もみな同じ。
いまいち全体的に見栄えが悪いのは、この事も一因となっていると思う。例えば暖かい海のサカナはそれらしい色の壁紙を配した方が説得力が出ると思うのだが。
見せ方でソンをしているので、ちょっと残念ではある。
順路は2階へと進む。2階のメインはクジラと電気ウナギだ。
クジラは生ではなく、骨格などの標本中心なのだが、やはり室蘭沖でホエールウォッチングなどが催されるだけのことはあります。
2階の半分はクジラ関連で占められていました。
2階の展示はこれ以外だと、多少熱帯魚がいる程度。
市営で入場料も300円と格安の部類だが、ちょっと展示内容は寂しい感じが否めない。
あくまでこの白鳥大橋たもと周辺のレジャー施設として利用するほうがいいだろう。
周囲には白鳥大橋記念館やマリーナ、ちょっと足を伸ばせば地球岬や測量山などの観光スポットもある。
室蘭観光にははずせない施設ではないだろうか。
(とは言っても、室蘭自体、あまり観光するところも多くないけど)
所在地:
Tel:27-1638
web:
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