箱根園水族館
箱根は芦ノ湖湖畔に位置する、主に淡水魚を中心とした展示をする水族館。
「箱根園」という施設内に存在する。位置的には駒ヶ岳ロープウエイのふもと側乗り場のすぐ裏手あたり。
チケットには連絡先電話番号で「箱根プリンスホテル内」と書いてあるのでその辺の資本で運営されているのだろうか。
この水族館が書かれている地図と書かれていない地図があるが、「箱根園」自体はほとんどに地図に書かれているはずなので、箱根園をめざせば間違い無い。
さっそく中に入る。入場料はおとな850円。この手のマイナー水族館にしてはやけに高い。逆に今までの水族館が安すぎたんだろうか。
順路はチケット売り場の右手から始まる。
最初に出迎えてくれた水槽はイトウの大水槽。2m×10mくらいだろうか。体長80cmものイトウが数匹、悠然と泳いでいる。通路を挟んで反対側の壁側には川を模した多段水槽。上流から下流にかけての魚などを展示している定番の展示だ。一番下流側の水槽(と言うより池)にはコイと20cmほどのブラックバスが数匹泳いでいた。
順路にしたがって進むと次は熱帯魚の展示。ディスカスやテトラなどが泳いでいる。熱帯魚屋か?ちょっと先に進むと少し大型の熱帯魚が展示してある。プレコやそのへんのナマズなどらしい。
その先に進むといきなり岩のデコレーションが施された入り口が立ちはだかる。角を曲がっていきなりだから思いっきり引く。
岩の装飾がショックでこのコーナーの展示はあまり良く覚えていない。キノボリウオだったかなぁ。
次の展示はニシンの親戚見たいなサカナ。目が大きく熱帯魚らしいが何が面白いのかは良く判らない。
その後、テッポウウオなどの小型の熱帯魚の展示を眺めつつ、大型淡水魚の水槽へ。
この水槽、子供が見たら泣くかも。
水槽自体が、サカナの大きさと収容匹数に対して狭く、そのうえ中の魚も十分大きい。
凄いというより気色悪さが目立ってしまっていて非常に残念である。
それにしてもアマゾンではあんなサカナたちがうようよしてると思うといきたくないトコロではある。
次の展示を見て入場料850円な理由がよく判った。
アザラシの展示である。
十分広いとは言えない水槽だが、水槽のはじからはじまでゆっくりと泳ぎ回っている。
縦方向からも見られるのでそっちの位置からボーッと眺めるとアザラシたちがこちらに向かってきては目の前でターンしていく。いちおうこちらを確認しているらしく、ターン直前まで人の顔じーっと見てたりしているしぐさなんかがなかなか可愛らしい。
逆さになって泳いで見たり、底の排水用の溝に鼻先突っ込んで新しい遊び発見していたりと、見ていて飽きない。
水中を向かってくるアザラシなんて初めて見たけど、あーやって見ると潜水艦にそっくり。
それにしても水中を水面と平行に泳ぐんだから、凄いとしか言いようがない。
先に進むことにしてアザラシに別れを告げ、次の展示に進む。「カワウソ」と札に書いてある。
しかに、どこにもいない。どうやら寝ているらしい。たしか夜行性のはず。昼間の展示には向いてないな。水槽のガラスを叩くのもマナーに反するので、あきらめて先に進む。
次はペンギンの展示だ。でもみんな寝てる。しばらく見ていても一向に泳ぎ出す気配がないので先に進んだら出口だった。
入り口からぐるり一周で出口となり、先ほどチケットを買ったカウンターが目の前にある。
ゆっくり見ても30分ほど。規模的には小さい。
アザラシなどがいる分入場料がちょっと高めだが、なかなかアザラシが面白いので元をとった気分ではある。
出るとき受け付けのお姉さん達がいなかったが、出口辺りにある売店(小さい)で暇をつぶしていた。
ほとんど客もいなかったし、外が雨だったせいかもしれない。
水族館通にはちょっとした穴場。
周囲には遊覧船乗り場やみやげ物屋、ちょっとした食事場所などがあるので、箱根に来たついでに寄るのもそれはそれでなかなか楽しいと思う。
あと、何でかしら無いけど、この手のマイナー水族館って妙に「オオサンショウウオ」の展示が好きというある種の法則みたいなモノがあるのか?研究せねば。
所在地:(250-05)神奈川県足柄郡箱根町元箱根139
Tel:0460-3-1111(箱根プリンスホテル内)
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