ちょ、香澄、ダメだよ、そんなところ触ったら。 |
…いいじゃないですか 減るもんじゃありませんし |
ダメだよ、壊れちゃうよっ |
うふふ、美鈴さん ここ、こんなに熱くなってますよ |
わっ、わっ、ちょっとそんなところ触ったら…っ |
……なにやってんだ、お前ら? |
なにって、メモリの増設だけど…? 香澄ってば、筐体開けたままのMacの部品さわるんですよ あ、コラ、言ってるそばからっ |
あはは、G3ボードのヒートシンク、こんなに熱くなってます |
… |
どうかしました? ちょっと顔赤いですよ? |
あー、いや、別になんにも… で、今日のお題は? |
今回は、キャノピーの造り方です 20世紀最後の更新ですから、かなり厄介なのにしてみました |
げ? マジで? これ、Tipsっつーより、ワシの企業秘密に近いんだけれども… |
いいじゃないですか お年玉気分でパーッと行ってしまいましょう |
ちなみに、変な妄想した罰として、他のネタは認めません |
ぐは… なんか最近ワシ、いじめられてるような気がするのは、気のせいか? |
気のせいです |
そうか、気のせいか じゃあ、気を取り直して始めましょう |
…意外と単純… |
しっ、黙ってなさい |
… |
な、何でもないです何でもないですっ ささ、続きをどうぞ。 |
えーと、コレが今回T-4で造ったキャノピー部分 基本的に日本の航空自衛隊は、キャノピーはセパレートタイプだそうです。 バードストライク対策らしいんですが、個人的にはカッコイイと思ってるのでオッケーですし。 戦闘機はカッコイイか悪いかが性能差にひびくとかひびかないとか。 キャノピーは前後で作りが少し違うので、説明の便宜上、前部を「風防」、後部を「キャノピー」として説明します |
キャノピーの基本的な造り方は簡単です。 テンプレートなどに従って、こういう簡単な線形状を2本造ります。 自由曲面パートに入れるので、コントロールポイントの数は合わせておきます。 また、コントロールポイントをキャノピーなどのフレーム位置にあわせると、後の作業がラクになります。 |
簡単に描くと、こんな感じです。 自由曲面に入れて、さっき描いた線と直交する線をMODIFYで曲線にします。 一般にキャノピーは「バブルキャノピー」と言う形状をしているので、 こんな風に、キャノピー中央付近の線形状は、下部を少しくびれさせてあげます。 |
先端部分の形状を一点に絞る方法じゃダメなんですか? そのほうがラクだと思うんですけど。 |
先端部分にシワが出るけど、その方法もアリだよ。 前はそうやってたし。 ただ、今説明した方法のほうが、現実のキャノピーの作りに近いんだわ。 前にF-15Jのキャノピーだけの実物見たけど、こんな感じだった。 T-4も近くで見たら、こういう作りのほうが、形を出しやすい構造してた。 まぁ先端付近はどっちみち板金で囲うから、ちょっとくらいシワが出てもわかんないんだけどね。 ただ、一つだけ、シワを出さない方法があるけど。 |
あ、私、知ってます。 これを見れば判りますけど、「風防にはこれ以上機軸方向の線形状を増やさない」 というのが、勝利の鍵です。 風防とキャノピーを分離してキャノピー側に増やす分には問題ありません。 |
オッケー。なんかしらんが、一点に収束した部分に下手に線形状を追加すると、シワがよるんだよね。 まぁそう言う仕様らしいから仕方がないけど。 道具は「使う」タメのものだから、文句言ってもしょうがない。要望はする。 次にフレームですが、比較的簡単で、ちょっと面倒です。 基本は風防やキャノピーの線形状に沿って掃引かければいいんですが、ボディ側との合わせをキチンと行わないと、影が出来たり段が出来たりします。 まぁボディとの接合部ラインにあわせてやれば良いだけなので、面倒なだけで難しい作業ではありません。 |
文章にすると、なんだか意外に簡単に終わってしまいますね。 |
おかしいな、ごっつ大変な部分のハズなのに。 まぁ特殊な操作と言うより、調整が大変なだけなんだけど。 ちなみに、そうやってドンドンパーツを追加していくと、最終的にこうなりました。 フレームは内部用と外部用で分けてます。 また風防下の形状は、計器板&ボディ隠しです。 理由は、次回更新の時に明かします。 |
あ、なんか引きで掴む気ですね? ちょっといやらしいです。 |
いや、ちょっと画像も多くなってるし、長くもなってるから。 |
2人とも、今回は無駄話無しで終わりますからね。 |
次回は胴体とエアインテークだっ |
胴体なんて説明する部分あるんですか? あれほど根性モデリングを地で行くモデリングもないでしょうに。 |
なにを申すか。 3DCGに必要なモノは、1に根性2に努力、3、4が無くて、5に技術、と言う鉄則を知らぬのかっ 拙者はおぬしをそのような技術至上主義に教え込んだつもりはござらぬ。 よいか、確かに技術は要らぬとは申さぬ。しかし、無から線を引き、立体に作り上げていくという行為、並大抵の気概ではとうてい成るものではござらぬ。 |
まぁ、tamaは単に手が遅いだけだと思いますけど。 |
って言うか、読んでる本の調子がそのまんま出てるわよ。 時代小説好きな割には、ハイテクジャンキーなところもあるんだから、ワケわかんないわよね。 ゆっくり本なんて読んでる余裕があるなら、まずはモデリングやテクスチャを終わらせたらどうなんですか? |
来年になったらする。 |
そう言いながらF-22なんて造ってる場合じゃないです。 |
コピー機なんてモノも造ってるみたいだしねぇ。 |
あと、原型もやってるしな。 |
相変わらず反省ってモノを知らないようね。 |
あの、目が怖いんですけど… |
あはは、わたしを見ても、こうなった美鈴さんは止められません。 |
手段は問わない、止め |
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たぶん、続きます。 |