Posted by 森脇正吾 on November 22, 1998 at 13:03:08:
「VTOLファイナル」
文字どおりVTOL(第一期)の最後に出版した本です。
本当はあと2冊出す予定だったんですけど、その話はまた今度。
「VTOLvol. 3」の発刊より一年後に作られた「VTOLファイナル」
A5版478頁(カバーを含まず)という、もう創作系同人誌としては前代未聞の本なのです。
前回までのB5版で作らなかった事がただ一つの幸いというスタッフにとってはとんでもない存在なの
です。
無論、こんな無茶な本にしたのは園田先生です。
というより、本の編集に関することはほとんど一人で決めてしまう人でしたから、それも後先の事を考
慮せずに。
実際、印刷を頼んだ大友出版の社長にも強く反対され2冊に分冊する事を最後まで進められていたので
すが、一度決めた事をどんな正論が存在しようとも押し通してしまう園田先生の事ですから聞くはずも
なく、スタッフでさえこの事実を知らされた時はすでに手の打ち様がない所まで来ていたのです。
まあ、原稿が予想より多く集まっていたことは知っていましたがそれを全部使ってしまうとは夢にも思
わなかったので、忠告もしなかったんですけど。
でも、出来てしまったものは仕方がありません。
最後の本ですから、すべての原稿を使うのは正論と言えば正論ですから。
ですが・・・・・・恐怖はそれで終わっていなかったんです。
そう、園田先生はまたやったのです。
何を。
決まっているじゃありませんか。「編集の読み間違いです」
本当、成長と言う言葉。特に一般常識に対する成長は皆無の園田先生ですから我々スタッフも今回ばか
りは時折編集状況を聞き出しては裏から手を回し、園田先生の変なプライドを傷つけないようにバック
アップしていたのですが、そこはやはり我々凡人の予想を遥かに上まわる園田先生の事、付け入るすき
などなく、見事に発刊予定を遅らしたのです。
恐怖の人力カバー付けを残して。
そう、「VTOLファイナル」も人力でカバーを付けたんですよ。
あれだけ、製本カラー表紙だと言ったのに、勝手にカラーカバーにして、その上、今回は絶対機械でカ
バー付けするからと大見得まで切ったのに・・・・・
園田先生を信じたスタッフが悪いのか、成長しない園田先生が悪いのか。
悩むところです。
次回「まだまだ続く園田先生の暴走」