Posted by きぐ on August 02, 1998 at 16:17:32:
とむさんより、『アクセスカウンター14000踏んじゃったよ記念』
としてミニ小説をいただきました!
どうもありがとうございました〜!(^-^)/♪
名作ですね!
みなさん、ご感想などありましたらぜひ書いてくださいね!
14000踏んじゃったよ記念ぱろドラマ「鬼の女」 投稿者:とむ 投
稿日:07月27日(月)23時40分27秒
それは静かな、そしておだやかな昼下がり、
古ぼけた暗い倉庫の中に男が2人。
「ミスター・バンデッド、君にひとつ忠告があるんだが・・・」
しわのある白いワイシャツと茶色のスラックスという軽装の中年男、
ロイ・コールマン刑事は沈黙の幕をその言葉で取り払った。
「はっ!ポリが忠告ねぇ・・・」
ミスター・バンデッドと呼ばれた、運び屋ビーン・バンデッドは
少しニヤケながらタバコに火をつける。
「君のウワサは聞いている。仕事のこともな。
・・・まあ、ウワサや仕事は置いておいて、今のこの状況を考えて
みろ。俺の言いたいことがわかるか?」
コールマン刑事はそう言って自分の髪をポリポリと掻いた。
「・・・言いたいことは早く言えよ。オレだって暇じゃあないんだ。」
ニヤケ顔はそのままでタバコをくゆらすバンデッド。
コールマン刑事はそのニヤケ顔が気に入らないのか、
真顔で続ける。
「これ以上ラリーには近づくな。君の行動には驚かされるばかりだよ。」
バンデッドはまだニヤケている。
「だがあいつはそんなオレの行動を楽しんでるぜ。
さすが賞金稼ぎだな。」
「それだ。」
間髪入れずにコールマン刑事が続ける。
「たしかにラリーは賞金稼ぎだ。しかし、獲物を追う時の
あいつの眼を見たことがあるか?まるでモンスターだよ。
あの東洋の・・・なんと言ってたかな?」
「鬼・・・か?」
ニヤケ顔を止めたバンデッドが答える。
「そう、鬼だ。俺はラリーをこれ以上その鬼のようにしたくは
ないんだ。君にはわからないか?」
コールマン刑事はバンデッドのサングラスごしの眼を見据える。
「・・・あいつにとっちゃ、こんなのはただの遊びだ!
ゲームなんだよ!おめぇもちったぁマシな野郎と思ってたが
所詮ポリだな!脳みそ溶けてるぜ!」
そういってバンデッドが大声で笑い出した刹那!
倉庫の扉が勢いよく開いた!
「見ぃ〜つけたっ!」
「ラ、ラリー!」
「くっ、しまったっ!」
「全く、そんな大声でわめいてたらすぐ見つけられるわよ!
ホント、つまんない人達ねぇ・・・」
そう言って、賞金稼ぎのラリー・ビンセントはほほえんだ。
それは静かな、そしておだやかな昼下がり、
ガンスミファミリーによるかくれんぼ大会なのでした。
ヲハリ
つまんないっすか?
う〜ん、感想きかせてください!
こんごもがんばってくださいね!マエバさん、きぐさん。
それでは!