まど・みちおの詩による
女声と子どものための合唱組曲
うたを うたうとき
作詩 まど・みちお  作曲 大田 桜子

5.どうしてだろうと

どうしてだろうと おもうことがある

なんまんなんおくねん 
こんなに すきとおる
ひのひかりの なかに
いきてきて
どうして すきとおっては
こないのだろうと

どうしてだろうと おもうことがある

こんなに すきとおる
くうきを すいつづけてきて
こんなに すきとおる
みずを のみつづけてきて

そしてわたしたちは
わたしたちのすることは
どうして すきとおっては
こないのだろうと

アアアアア