混声合唱のための組曲 |
旅 <改訂版> |
作詩 山之井 愼・田中 清光 作曲 佐藤 眞 |
5.かごにのって |
田中 清光 |
えーいッホ えーいッホ かごがゆれてく そば咲く道 浅間嶺ごしに青空みれば 羊の雲が はるばる浮ぶ かごかき 帽子が おおきくゆれた えーいッホ えーいッホ 峠こえれば きび咲く道 落葉松林にコガラがないて すすきの手袋 かすかにゆらぐ かごかき 帽子が おおきくゆれた ゆうらり ゆうらり 提灯ともし 夜っぴて 旅してゆくならば ゆうらり ゆうらり 心のなかで ひとつの星が うまれましょ えーいッホ えーいッホ 村にはいれば つるべが軋む(きしむ) 藁(わら)屋根ごしに夜空をみれば 星屑ながれ さむざむ消える かごかき 帽子が おおきくゆれた えーいッホ えーいッホ えーいッホ えーいッホ |