混声合唱組曲
「焔の歌」
焔の歌T
藪田 義雄 作詩 清水 脩 作曲
焔が歌う、
洞穴(ほらあな)の外で、
とうとう来たのだ
輝かしい時が、
長いあいだ のしかかってうた雪よ氷よ、
あの真黒(まっくろ)な氷河の時代よ、
もう、おさばらだ。
これから始まる
新しい春が、
これから始まる
大きな舞台が、
人間を中心に廻りだすのだ。
おもしろいぞ、
大芝居だぞ。
火の粉がぱちぱち爆(はじ)けるぞ、
そうれ、威勢よく燃えようぜ、
歌え歌え、仲間たち、
踊れ踊れ、仲間たち。