琵琶湖周航の歌
三高(現・京都大学)の琵琶湖周航は、明治26年以来、同校ボート部 の楽しい年中行事として今日まで続いている。 この三高ボート部の歌の由来は、ダーク・ダックスの喜草哲氏の研究 によると、"おぼろ月夜の星明かり・・・・"というイギリス民謡「ひつじ草」 の訳詞に、吉田千秋が新たにメロディをつけて大正4年8月号の「音楽界」 に発表した。今度はその曲に、大正7年7月、小口太郎が琵琶湖周航の 詞をはめ込んだ、ということである。