<帰って来た>ちゃりんこ倶楽部
メールマガジン 第23号
戻る |
□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□ <帰って来た>ちゃりんこ倶楽部 自転車でお散歩、ままちゃりサイクリングの勧め □〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□〜□ 第23号(平成23年5月20日) −−−−−−−−−−−−−−− 物不足 −−−−−−−−−−−−−−− ◇震災と原発事故の後、私の住んでいる茨城県南部でも一時的に物不足になり ました。原因は、加工工場が被災して生産そのものが縮小したり、道路や鉄道 が寸断され流通が滞ったことが発端です。 ◇それに拍車を掛けたのが買い占めです。家にいて暇な高齢者が毎朝、開店前 から近所のスーパーに行列を作り。品薄になっている商品を買っていきました。 そのスーパーでは、品薄商品は「一家族一点限り」の制限販売をしていました。 ◇まるで旧ソ連の社会主義経済と同じで「買える物があったら、とりあえず買 っておこう」という風潮になってしまいました。資本主義の社会では、商品は 作っても売れるかどうか分からないというのが普通です。これをマルクスは資 本論で「商品は貨幣に恋をする」、「だが、その恋路はなめらかではない」と 表現しました。 ◇これと真逆のことが起きてしまったのです。品薄になった商品は、灯油・ガ ソリン・電池・懐中電灯・トレペ・ティッシュ・納豆・ヨーグルト・パン・即 席麺・缶詰・…、多岐にわたりました。原発で水素爆発が起きると、ペットボ トルの水やお茶まで手に入らなくなりました。 ◇それに続いて起きた風評被害というやつがまた厄介で、東北や北関東の野菜 や沿岸で捕れる魚が安全なものまで売れなくなり、出荷できなくなりました。 ところが、産地直送の露店販売やアンテナショップでは、そんな野菜も飛ぶよ うに売れるというから驚きで、消費者のいい加減さを感じてしまいます。 −・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・− ■ 最近(昔)読んだ本(気になった本のご紹介)… 【誰も語らなかった防衛産業】■ −・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・− ◆桜林美佐 著 『誰も語らなかった防衛産業』 (株)並木書房 ◇防衛産業は国防を担う要であるにもかかわらず、年々防衛費は削られ国産の 装備品が製造できなくなってきています。本書は日本の防衛産業、その生産現 場の実情を明らかにします。以下は「はじめに」からの抜粋です。 ○戦車一両製造するのに約一三〇〇社に及ぶ企業が関係している。そして、そ の多くが、いわゆる「町工場」だ。戦車だけではない、戦闘機が約一二〇〇社、 護衛艦は約二五〇〇社が関連していると言われている。仮に、防衛予算をもっ と削って装備品の生産が縮小された場合、これらの何千社にものぼる中小企業 にとっては計り知れない打撃となるのだ。 ○これらの防衛関連企業には、防衛需要(防需)への依存度が五〇%以上、中 には八〇%という企業もある。なぜリスクヘッジしないのかと思われるかもし れないが、防衛装備は特殊なものであり、専門の技能や設備を要し、また防衛 政策に関わる保全という意味においても民生品と一緒には製造できないことも 多く、何より「儲け」ではなく、「使命感」でもっている企業がほとんどなの だ。 ○防衛産業は「国の宝」と言えないだろうか? これがなくなれば、国産装備 品の製造ができず、万一有事になった時、輸入に依存していれば供給が途絶え る可能性があり、その時点で国家の生命は終わる。多くの防衛産業の人たちは 「儲かるか」「儲からないか」という次元ではなく、「国を守れるか守れない か」という視点で、日々研究開発に努めている。 ○国防の現場を理解することは、国民の務めと言っても過言ではない。私たち は、防衛産業に多額の税金を投じて、将来、この国を守れるかどうかに関わる 国産防衛装備品、使われないことを祈りながらも、持つことで抑止力となる 「国民の財産」を作っているのだ、ということを改めて認識する時期にきてい るのではないか。… ◇片山さつきが削り、蓮舫が仕分けた防衛予算。主婦や女性の生活目線とやら で、国政を運営してきたツケが回ってきました。本来政治とは、明日の一万人 の命を救うために、今日の百人の命を犠牲にする決断を下す位の覚悟が必要な はずです。何の覚悟もない政治家が蔓延るいまこそ、改めて防衛問題を考えて みたいものです。 −・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・− ■ 今週の風物詩(私の写真館)…【野生のキジ(雄)】■ −・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・− ●写真はこちら → http://www.fureai.or.jp/~show-ty3/photo22-023.html ◇サイクリングの途中、葱畑で出会った野生のキジです。カメラに気付くとす ぐ逃げるので、写真を取るのはなかなか難しいのです。 ◇雄は写真のように光沢のある美しい羽を持っています。一方雌は、全身枯れ 草色で、藪にとけ込んで目立たない色合いです。ときには雌雄の番で歩いてい るのを見かけることもあります。 ◇今は繁殖期なのか、河川敷の草むらでも盛んにケーンケーンと鳴いています。 この鳴き声も雄だけのようで、雌の鳴き声は聞いたことがありません。鳴き声 は鶏と似ていますが、鳴き方が違います。 ◇キジは畑の野菜を食い荒らすので、農家にとっては害鳥です。わが家の菜園 でもトマトやスイカが被害に遭いました。 ---------------------------------------------------------------------- ◆発行者 土山 肖 ホームページ http://www.fureai.or.jp/~show-ty3/ メールアドレス show-ty3@fureai.or.jp ◇このメールマガジンは『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して 発行しています。『まぐまぐ』は、インターネットの本屋さんです。 ◇マガジンの配信中止は上記(土山の)ホームページ、 または http://www.mag2.com/m/0000122022.html からお願いします。 ◇隔週の金曜日に発行します。購読料は無料です。 ---------------------------------------------------------------------- |
ご意見、ご感想は
こちら までお願いします。
show-ty3@fureai.or.jp 戻る
つちやま企画
☆☆☆ リンクはご自由にどうぞ ☆☆☆