|
Ｎｏ．1974005a 戻る 宇宙人と富士川河口から巨大円盤に同乗 |
日時 ：1974年（昭和49年）7月下旬 場所  ：静岡県富士市富士川河口 |
ｺﾝﾀｸﾄした宇宙人とは： 耳がとがり,目が少しつりあがっていて,広い額の上に茶褐色の毛が岩ｺﾞｹのように生えている。身長約1.7ﾒｰﾄﾙ。 出典図書： ● 『UFOと宇宙（No.34）』1978年【日本にもあった宇宙人遭遇事件,文： 内野恒隆】 ●『にっぽん宇宙人白書』1978年【富士川の河口から大型円盤に同乗,著：内野恒隆】 |
状況  ：
Sさん（当時42歳）は,2ｹ月ほど前からｺﾝﾀｸﾄを続けた宇宙人の案内で, 1974年7月下旬 のある晩,富士川河口の河原に滞空していた円盤に乗り, 金星,土星などを円盤内から見てきたという。 Sさんが初めて宇宙人に会ったのは, 1974年5月末のある夜 のことである。 Sさんは,富士駅裏の狭い袋小路に自家用車を止め,近くの友人宅を訪れた。友人宅を出て家に帰ろうとし, 12時半ごろ 車のところにもどってくると,狭い道で入れないはずの自分の車のうしろに,いつの間にか黒塗りのﾍﾞﾝﾂが1台止まっていた。 近づいて中をのぞくと,誰もいない。不思議に思いながら,自分の車に乗ろうとしたとき,うしろから男の声で「こんばんは」と声をかけられた。振り返ると,いつの間にかﾍﾞﾝﾂの横に身長が170cmくらいの男が1人立っていて,運転席にも男が1人座っていた。 2人とも同じような顔で,耳がとがり, 目が少しつりあがり,広い額の上には茶褐色の毛が岩ｺﾞｹのように生えていた。男はｴｺｰのかかったような声でゆっくりと「Sさんですか?」と尋ねてきた。 Sさんが「どちらからお見えですか」と聞くと,男は「静岡」と答え, 「6月1日夜 に富士山に来なさい。そのときまたお会いしましょう」と言い,ﾍﾞﾝﾂに乗りこんだという。 Sさんが,車をどかすと,彼らはすぐに路地を出て,左方向に向かった。 Sさんが車で後をつけ始めると,ﾍﾞﾝﾂは路地から約300m先の交差点を左折した。 Sさんの車が数秒後にそこを曲がったときにはもう,黒いﾍﾞﾝﾂは姿を消していたという。  （★Sさんに声をかけた宇宙人の顔） それから 2,3日後 の深夜のことである。Sさんが友人の家から車で帰宅中,高速道路下のｶﾞｰﾄﾞ付近で,Sさんの車に向かってゆっくりと上下に手をふっている者がいる。 蛍光塗料のような緑色の光るものをつけていたため,警察官かと思いSさんは車を止めた。すると手をふっていたのは,あの男であった。 Sさんはこのときは,はっきりと男の服装を観察することができた。前回は暗闇でよく見えなかったのだ。 その服装は,全体的に茶褐色で波形の横縞が入っていて,身体にぴったりしていた。上衣は右横で合わせるようになっていた。手首と足首のﾍﾞﾙﾄの部分は緑色であったという。そして,頭のまわりを,透明な何かでおおっているように見えたという。 男は,「 6月1日の夜 は雨が降るので,会うことは 後日 にしましょう」と告げた。Sさんが,「どこまでお行きですか」と聞くと「富士駅」と答えたので, 「歩くと40分ほどかかるので,車でお送りしましょう」と言うと,男は「いいです」と答え,車の前を歩き出した。 Sさんは,車であとを追った。失礼だと思い車のﾗｲﾄは消したままだった。しかし,男は地面に足をつけていないようなすごい速さで歩いていった。 Sさんが,車のｽﾋﾟｰﾄﾞﾒｰﾀｰを見ると時速15kmを指していた。 男は,しばらく歩いた後,S字ｶｰﾌﾞのところで姿を消した。Sさんは,あわてて車から降りて周りを見たが,男の姿は見つけられなかった。 何気なく空を見あげると,上空にｵﾚﾝｼﾞ色の光体があった。やがて,光体はﾊﾟｱｰｯと輝きを増し,次の瞬間には,ｻｰｯとどこかに姿を消し去っていった。  （★Sさんが出会った宇宙人の姿） 男とSさんのｺﾝﾀｸﾄは,何度か続いた。男はSさんをﾃｽﾄするということで,Sさんは男から指定された東京駅のﾌﾟﾗｯﾄﾎｰﾑに行って,あたりを眺めてきた。後日,男からその感想を聞かれたという。 また透明な液体を飲まされたという。飲んでから 5日間 は満腹感が続いたので飲まず食わずでいることができた。そして1週間は全く眠くなかったので一睡もしなかったという。 その後もSさんは,その男と何度かｺﾝﾀｸﾄを続けた。 7月下旬 のある晩,Sさんは,友人宅から車で帰ってきたとき,何気なく自宅の前を通り過ぎ,近くの富士川に向かった。すると,土手の上にいつもの男が立ってたという。Sさんが車を止めて挨拶すると,男は,「待っていました。一緒に行きましょう」と言って富士川の河原に向かって歩き始めた。Sさんは,あわてて車にｷｰを差し込んだままﾄﾞｱを閉め,男のあとについていった。 しばらくすると,いつの間にか男の姿が消えて,眼の前に大きなﾌﾞﾗﾝｺのようなものが現われた。それは,長さが1m,幅が数十cmの底板の両端にﾛｰﾌﾟがついていて,それが上にのびている。ふと上を見ると,鉄なべをひっくり返したような形の巨大な円盤が頭上に浮かんでいた。Sさんは,ﾌﾞﾗﾝｺの真ん中に乗り,両手でﾛｰﾌﾟをつかむと,それはすぐに上昇し,Sさんは,ｱｯという間に円盤内に到着した。 円盤内は,がらんとしており,気がつくとさっきの男が立っていた。男はSさんを案内するように,幅7〜8mのゆるやかな勾配の回り廊下を登り始めた。Sさんがあとについて行くと,直径が50mほどの大きな部屋に着いた。 その部屋の床は円形で,まわりを垂直の壁が取り囲んでいる。床には四方に椅子があり,男とそっくりの者たちが1人づつ座っていた。椅子の前の壁にはﾃﾚﾋﾞ・ｽｸﾘｰﾝのようなものがあって,その左にはﾎﾞﾀﾝがいくつも並んだﾊﾟﾈﾙがある。その左には,ｵｼﾛｸﾞﾗﾌ（音波を光波に変えて目に見えるようにした装置）みたいな装置があった。 部屋の壁はﾒﾀﾘｯｸな茶色で,上方には,回り廊下があり,映画館の2階のように少し内側にはみ出しながらまわりを取り巻いている。回り廊下の周囲の壁には,菱形の窓がいくつも並んでいた。天井はとても高くﾄﾞｰﾑ形でｶﾞｽﾀﾝｸのような銀色をしていた。室内は照明がないのにもかかわらず,全体的にﾎﾞｰｯと明るかった。 乗員は全部で30人ほどいた。回り廊下の窓際付近に机と椅子が置いてあって,ほとんどの人がそこに座っていた。みんな同じような顔をしていて,すべてが男性だった。1つの机に3〜4人づつ座りながら,お互いに宇宙語で会話をしていた。 Sさんには,その内容については全く分からなかったが,その言葉は,ほがらかでﾘｽﾞﾑ感にあふれ,聞いているだけで楽しくなるような感じだった。男とSさんの会話は日本語で行われたという。 Sさんが,男の勧めで椅子に座ると,宇宙船はかすかに揺れた。外は暗くて分からないが,どこかを飛行しているらしい。やがて, 5分ほど たつと,宇宙船は再び地上に近づき,10mほど上空に停止した。見ると,夕焼けのように赤茶けた荒野が見渡すかぎり続いている。 Sさんが,ここはどこだろうと思っていると,男はここが金星であることを告げたという。 Sさんが,人類はいるのかと質問すると,地熱が400度以上もあるので,どんな生物も棲めないと男は答えた。 Sさんは,金星の次に土星にも案内されたという。霧のようなｶﾞｽが充満していて,地表は見えなかった。 男の話では,惑星のまわりのﾘﾝｸﾞはﾄﾞﾗｲｱｲｽでできていて,零下何百度にもなっていて人類は住んでいないことを告げた。 また男は,この太陽系内で空気がある天体は2ヵ所しかないことを告げた。 その後,円盤は地球にもどり,気がつくとSさんは,1人でもとの河原に立っていた。 車に戻って時計をみると, 40分以上 が経過していた。Sさんは,そのまま家に帰ったが,興奮状態のまま 一晩中 眠れなかったという。  （★Sさんが乗った円盤の内部） 【参考資料； 『にっぽん宇宙人白書』1978年（富士川の河口から大型円盤に同乗）から】 Tweet |
|
| Copyright (c) 2018-2022. Oomiya |