代表取締役 小林公典 の略歴
“SOHOコンピューティング”2003年9月号に掲載されました。記事はこちらです。
1942年(昭和17年) |
長野県岡谷市生まれ |
1961年 |
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1965年 |
東京外国語大学中国科卒業 |
1965年ー75年 |
日商株式会社(日商岩井株式会社の前身、現、双日株式会社)に入社、神戸支店食糧課に配属、小豆,そら豆、インゲン豆などの雑豆、ピーナッツバター、ジャム原料、ナッツ乾果物の輸入業務及び防虫剤、寒天、育児用ミルクなどの輸出業務に従事 |
1975年ー79年 |
東京穀物部勤務、小麦、小麦粉、米、製菓材料などの貿易及び国内取引に従事 |
1979年ー82年 |
メルボルン駐在、小麦、大麦、牛肉、羊肉、牛脂、フルーツ缶詰等の貿易取引に従事 |
1982年ー85年 |
シンガポール駐在、小麦、小麦粉、パーム油、青果物、缶詰等の貿易取引に従事 |
1985年ー89年 |
食料企画室中国貿易班班長この間北京長期出張を含む中国出張多数 |
1989年ー92年 |
メルボルン駐在、小麦、乳製品、アワビ缶詰、冷凍鮑、切り花、棉実、青果物、乾草、飼料等の貿易業務に従事 |
1992年ー95年 |
日商岩井食料株式会社出向、小麦粉、澱粉、ナッツ、乾果物、フルーツ缶詰、野菜缶詰、ジュース、乳製品、製菓材料、 パスタなどの 取扱営業部の部長 |
1995年12月 |
日商岩井株式会社退社 |
1996年 1月―現在 |
有限会社ジャパントレードリンク設立現在に至る |
1998年1月 |
ジェトロ認定貿易アドバイザーに登録(番号234号) |
2003年12月 | 住まいをオーストラリア、メルボルンに移し、オンラインによる貿易コンサルタントやオーストラリア産品の対日輸出支援を主要な業務にする |
2004年4月 |
独立行政法人中小企業基盤整備機構の中小企業国際化支援アドバイサーに登録 |
小林公典は30年あまりに及ぶ日商岩井勤務の後、53歳で独立、有限会社ジャパントレードリンクを設立した。自宅を仕事場にしているSOHO形態の会社である。もう定年後の自分の身の処し方を心配する必要はない。後20年くらいは現役で仕事を続けていきたいと自分の夢に向かって張り切っている毎日である。
自分の会社を持って自己の責任と勘定で貿易をやることは、以前からの夢であった。商社で働いていた時も、新しい商売を築き上げることは非常にやりがいのあることであった。苦労して、新しい得意先を開拓したり、次世代まで引き継がれるような新しい商売を創り上げたようなときは本当に仕事の醍醐味を感じられたときであった。
しかし、年を経るにつれ自ら商売の前線にでる機会が少なくなり、むしろ管理的な仕事が多くなってきた。管理的な仕事は自ら商売を創り上げる仕事に比べてそんなにおもしろい仕事ではない。時として自分の意に沿わない事もやらねばならない。大企業における管理社会では管理する方もされる方も働きがいを感じるような企業社会を作ることは非常に難しい。かかる管理社会から抜け出し、もっとやりがいのある仕事をしたいという思いと、定年後の心配をしなくても良いようになりたいという思いが退職・独立の想いを強めていった。
独立できたのは、家族の理解、早期退職に伴う退職金の割り増し制度などがあったからである。それと、これまでの日商岩井時代の経験や人脈が独立後の仕事に生かせることができるという気持ちもあった。まだ、新しい世界に向かう道を踏み出したばかりである。3年後、5年後、10年後、この道の向こうにどんな世界が開けるか楽しみである。―1996年5月―