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輸出を始めるに際して(2003.3.21)

 

 

輸出促進の方法

国内需要が落ち込んで国内での売上が伸び悩んでいる中で、輸出に目を向ける企業も増えています。これまで輸出の経験の無い企業が、自力で輸出を始めるには、何かと難しい面が有ると思います。下記のような解決策も有ります。

ジェトロに「輸出促進支援室」ができた ー 相談しよう

ジェトロは設立当初から暫くの間は輸出振興を主な仕事としていましたが、日本の貿易黒字が膨らみ国際的にも貿易不均衡が問題となった1980年代からは、輸入促進が主な事業になっておりました。それが、最近は貿易不均衡が以前ほど問題にならなくなったことと、国内景気の低迷から輸出振興策が必要となり、ジェトロでも輸出促進事業を再開するようになっております。具体的な動きとして、ジェトロでは今年の2月から輸出促進支援室を設置して中小企業の輸出支援に乗り出しました。

連絡先は下記になります。自社製品の輸出を検討したい企業は気軽に相談してみては如何でしょうか。

日本貿易振興会(ジェトロ)
企画部業務課輸出促進支援室
TEL:03-3582-5539  FAX:03-3588-6207
http://www.jetro.go.jp/co/j/export/

インターネットの利用

自社製品を輸出しようとする場合、英文ホームページは必須です。英文ホームページを作成してGoogleなどの検索ページの上位にリストされるような仕掛けが必要です。このような仕掛けを可能とする民間のホームページ登録代行業者もおりますので、このような業者に依頼することが必要です。

インターネットにはTrade Leadと呼ばれる貿易関連BtoBのサイトが幾つかあります。「売ります」、「買います」の掲示板に書き込んだり、自社の輸出希望製品の広告を掲示したり、サイトによっては自社のホームページのリンクを張ることも出来ます。



ジェトロでもTTPP(Trade Tie-up Promotion Program)http://www.jetro.go.jp/ttppj/ というサイトが有りますので、こちらにも登録されたら如何でしょうか?

海外見本市ではあらゆる情報が効率よく収集出来る

海外の見本市に出展することで、見込み客の獲得から始まり必要なあらゆる生きた情報が収集できます。




世界各国からバイヤーが集まって来るわけですから、どのマーケットをターゲットにすべきか、自社製品の価格競争力はあるか、技術面での競争力はあるか、仕様やデザインはその市場に相応しいか、需要動向はどうか、バイヤーの要求は何か他社製品の状況などその場で生きた情報が収集できます。出展しないまでも出張して視察するだけでも効果は大きいはずです。

世界の見本市の情報はジェトロの次のホームページで検索できます。また、ジェトロは中小企業や地場産業の輸出、海外ビジネスの拡大に協力しており、海外見本市への出展の支援を行っています。連絡先は下記の通りです。
日本貿易振興会(ジェトロ)
展示事業部 海外見本市課 03-3582-5183
http://www3.jetro.go.jp/j-messe/info/support/index.html

自社では手に負えない場合専門家に相談するのも一案

貿易の実務がわからないとか海外との英語の連絡が難しいというような場合、タイムリーに商談を進めたい場合は、ジェトロ認定の貿易アドバイザーなどの専門家に相談したり実務の代行を依頼することも一案です。専門分野別の貿易アドバイザーの検索は下記のサイトで出来ます。
http://www.jetro.go.jp/ip/j/ImportBusinessAdvisers/jetro-searchj.html


ジェトロが貿易アドバイザーを認定する目的は、日本市場に於ける外国商品の浸透をはかるため、貿易を行おうとする各地の中小企業を支援することにあります。貿易アドバイザーはジェトロが毎年一回実施する認定試験に基づいて認定されます。

「貿易アドバイザー協議会」はジェトロ認定貿易アドバイザーの大多数が加入している全国組織です。ホームページには各アドバイザーのより詳しい専門分野や自己PRが掲載されているプロフィールのページも有ります。

「貿易アドバイザー協議会」の連絡先およびホームページ:
info@trade-advisers.com
http://www.trade-advisers.com/