CMM(能力成熟度モデル)とは簡単に言うとソフト開発能力のチェック・リストであり、レベル1からレベル5まである。CMMはカーネギーメロン大学のソフトウェア工学研究所に米国防総省がソフトウ会社の開発能力の測定基準を策定依頼した結果、定義されたものである。各レベルは以下のように定義されている。
レベル |
定義 |
1 |
組織として何もしていない状態。
つまりソフト開発のプロセス管理が個人の能力に依存している状態 |
2 |
反復可能な状態。
あるプロジェクトで経験したことが次のプロジェクトに生かせる体制が整備されている。具体的には「要件管理」「ソフト・プロジェクト管理」「ソフト進捗管理」「ソフト外注管理」「ソフト品質保証」「ソフト構成管理」の6点を実行することが求められる。 |
3 |
定義された状態。
ソフト開発のプロセスを向上させるために社員を啓蒙するプロセスを定義・確立することに重点を置いている。 |
4 |
管理された状態。 |
5 |
最適化する状態。 |
レベルを上げる際には生産性が落ちることもあり、レベルを1つ上げるために2年かかると言われています。
以上、日経システムプロバイダ(2001.6.8)より抜粋。
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