LANケーブルを自作しよう

RJ45 コネクタの結線

1 まず,5cmほどケーブルの被覆を剥きます。 2本ずつ「ヨリ線」になっているのが分かります。 これが「ツイストペア」ケーブルなる所以です(^^)

ケーブルには単芯のものと多芯のものがありますが,今回は単芯のものを用いました。 実際使用するのは1cmちょっとですが,長めに剥いた方が工作しやすいです。
2 ヨリを戻して図のように配列します。
両端で色の順番があっていればいいだろうと思うかも知れませんが, それでは,「ツイストペア」の意味がなくなりノイズに弱くなってしまいます。 実際に使用するのは [1,2] [3,6] の4本です。 この2組だけはツイストペアになっている線を用いる必要があります。 「白・緑」と「緑」のペアが離れているのはこのせいです。
  ノーマル         クロス
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1
ストレートケーブルの結線 [ノーマル]----[ノーマル]
クロスケーブルの結線 [ノーマル]----[クロス]
3 外皮より14mm程度を残してニッパなどできれいに切りそろえます。
4
ガイド付きのコネクタの場合は取り付けてから,コネクタに装着します。 向きを間違えないように気を付けましょう。 ガイドがない場合はそのまま配列をくずさないように気を付けて取り付けます。

コネクタは単芯用と多芯用がありますから,ケーブルに合わせて購入します。 これが合っていないと接触不良になりますので,注意しましょう。 今回は単芯用コネクタです。
5 ケーブルがコネクタの先端まで届いているか確かめます。 色の順番をもう一度確かめましょう。
6 圧着工具でかしめてできあがりです。
7 もう一方の側もコネクタを取りつけ,テスターで接続状態を確かめます。 CONNECTED にならなかったら,工作失敗です。もう一度やり直しましょう(^^;

テスターを写真のように取り外して使えば,長いケーブルを配線した後でも 接続状態をチェックすることが可能です。


RJ−45型8極コネクタ ポート仕様


ピン番号 信号名 信号機能
1 RD+ 受信データ(+)
2 RD- 受信データ(-)
3 TD+ 送信データ(+)
4 (Not Use) 未使用
5 (Not Use) 未使用
6 TD- 送信データ(-)
7 (Not Use) 未使用
8 (Not Use) 未使用

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