今日のひとくち英会話(2021.6.29)
□ 今日の表現 蝉(せみ)
□ さっそく、余談ですが・・・
私の中学時代に、「セミちゃん」とあだ名が付けられました。
「せいちゃん」と呼ばれていたので、ちょっとひねって、セミちゃんとなったのですが、
そのあだなの「セミ」の英語を調べて、「Cicada」発音(シケイダ)[sikeida]という単語を覚えました。
その後、この単語を忘れることもなく、効果的な記憶法となりました。
□ 蝉の一生
アブラゼミは夏の成虫の間に木の幹に卵を産みます。その卵が孵化するのは翌年の梅雨どき。
孵化した幼虫は土の中へ潜っていきます。セミの一生の大半は土の中で過ごすことになります。
ところが、アメリカで規則的に大発生する「周期ゼミ」は、17年または13年もの長い間を地中で暮らします。
17年周期の蝉は成虫になるまで、この17年、地下30cmのところに閉じこもり、木の根から樹液を吸いながらひっそり成長し、
一斉に地上に出てきます。地上でのセミの寿命は、わずか1週間〜1ケ月です。
□ そして、今年、2021年は、17年周期の蝉が地上に出現する年に当たります。
17年周期の蝉はアメリカの中東部の北側、オハイオ州、ウエスト・バージニア州、ヴァージニア州、メリーランド州、ペンシルバニア州です。
5月25日ごろから数十億匹というセミが地上に姿を現しました。
次の発生は、2038年になります。
□ アメリカのニュースにて
アメリカの研究者は、蝉の事をCicadaという単語を使っていました。
ハイデン大統領がイギリスでのG7に参加するために、空港で政府専用機に乗ろうとしましたが、
大量の蝉に妨げられ、別の機体で出発しました。
この時に、ハイデン大統領が蝉の事を、Cicadaとは言わず、Locust 発音:ロウカスト[loukast] という単語を使っていました。
□ アメリカでは、セミを表現するのに、
Cicada と Locust が使用されることが分かりました。
Locustは、<昆虫>(イナゴ、バッタ)を意味しますが、アメリカでは、セミのことを表します。
参照:研究社 新英和中辞典での「locust」の意味
なお、周期ゼミは、アメリカのみにしか現れません。
そして、北アメリカには周期ゼミしかいないわけではなく、周期ゼミ以外のセミも100種以上生息するらしい。
□ついでに
「セミが鳴いている。」という表現は、
Cicadas are buzzing. (ぶんぶんという羽の音)
Cicadas are shrilling. (鳥や昆虫などが甲高いおとをあげる)
Cicadas are chirping. (同上)
Cicadas are singing. (歌っている)
Cicadas are making noise. (騒音を出している)
では、また。 (^_^)/~
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