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硬派くにおくん

― 待てコノヤロウ!MIX ―

 

 

 

 

 

【ストーリー】

 

 

熱血高校に正義(?)の不良がいた。

マサヨシじゃない。ジャスティスの不良。

 

…些か疑問も残るが、その正義(?)の不良は『くにお』といった。

※正義の定義を語るにはテーマが重いからスルー推奨!

 

ある日、彼の親友である『ひろし』が悪の(?)不良に襲われた!

ヤツらのバックには、暴走族やヤクザまでが控えている。

しかし、親友をやられて黙っているわけにはいかない。

 

待て!コノヤロウ!

 

くにおは悪の不良を追いかけ、走り出した。

AC版だと車で連れ去られるため、くにおはバイクで追うわけだけど。

 

 

 

80年代とツッパリ】

 

単純に流行っていたなあ…と記憶。

このゲームも「熱血」と「硬派」という流行りの単語を組み込む事で

ヒット間違いなしと踏んでいたらしく、主人公の名前にまさかの

 

社長の名前をつける

 

という暴挙(?)にでた。

 

まあ、巷の噂じゃコナミの「侵入社員とおるくん」

…だと犯罪者っぽい。間違った。

「新入社員とおるくん」の影響とか言われているけど、ホントだろうか。

 

 

それから、AC版は当時にしては珍しくよく喋り、

コインを入れると、まず「がんばってね!」という女性ボイスが流れるんだが…。

 

…誰だ、いったい。(;゚Д゚)

 

という小さな疑問を抱きつつ、サイコソルジャーやフェリオスを思い出した。

まあ、客引きみたいなものだろう、たぶん。

 

そして、くにおが「待て、コノヤロウ!」と追いかけるわけだが、

FC版では「待てぇー」だけになっていた。

 

…何かの圧力だろうか。(;゚Д゚)

 

 

あと、忘れてはならないのがレディース(?)の「みすず」だ。

全国のみすずさんをいっきに貶めた恐怖の象徴。

もはやオッサンにしか見えないその風貌。

問答無用の百烈ビンタ。

少年たちの心に様々なトラウマを植えつけてくれた。

 

 

【くにおたちのその後】

 

倒産した。

 

…というと、ミもフタもない。

 

まあ、実際は「ケンカ」から「スポーツ」に方向転換して大成功。

ドッジボールや運動会など、かなりヒットした部類だと思う。

「ダウンタウン(芸人ではない)」や「すぺしゃる」は従来のケンカものだけど

デフォルメされたキャラなど、元々の雰囲気とはちょっと違う。

 

一応「初代」や「くにおたちの挽歌」あたりでシリアス調も続けていたけど、

紆余曲折しながら最終的に

 

パチスロになった。

 

熱血とも硬派とも程遠いところに着地するなんて、さすがだなあ。

 

はあ…。(´・ω・`)

 

 

 

 

〜 あとがき 〜

 

 

当時このテのツッパリものが流行っていたから、このゲームは知らないひとが

いないくらい有名だと思う。それに、乱戦タイプのアクションとしては先駆けでもあるし、ゲームそのものとしても面白かった。(´―`)

 

そういや、子供心に「不良ってわるいから”不良”なんじゃないの?」と思っていたから「正義の不良」という響きに違和感があったなあ。

思えば、不良がカッコイイという時代だったから「正義の味方くにおくん」ではダメだったんだろうねえ。(´ω`)

 

まあ「強い=カッコイイ」という図式は今でもそんなに変わらないんだろうけど、「強い」の意味は時代と共に多様化してきているから、くにおくんがスポーツものに方向転換したのも先見の明があったんだろうなあ、と思う。

 

でも、結局行き着く先はパチスロや携帯電話のゲーム。

イチゲーマーとしては何とも複雑だけど、仕方ないハナシなのかもしれない。

 

さて、曲の説明もちょっとしておこうかな。

 

まず構成は、タイトル画面→ヒロシさらわれる→スタートジングル→テーマ。

こんな感じでゲーム進行に合わせてメドレーにしてみた。

元の曲がノリノリ(死語)だから、単純に楽器と音に厚みを加えただけで何とかなった…かな?まあ、ロックンロールっぽい雰囲気が出ていればOKかと。

 

では、くにおくんが大暴れしているところを想像しながら聴いてみよう。

すると、あら不思議。

 

道行く人々についつい

 

待て、コノヤロウ!(゚Д゚)

 

…イケナイ。気をつけよう。(゚∀゚)

 

2012.7.30 RAYSLAY

 

 

作戦司令部に帰還する

 

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