Project OverDrive
― Revenge of
Anger MIX ―
【ストーリー】
−ウエスト館。
その館は超心理学の権威『ウエスト博士』の研究室であった。
博士はそこで恐ろしい研究に没頭し、その結果、多くの異形の怪物を生み出した。
そして、ついには怪物たちに襲われ、自らも命を落としてしまう。
そのことから、ウエスト館は『スプラッターハウス』と呼ばれ、誰も近づこうとはしなかった。
大学で超心理学を専攻していた『リック・テイラー』と『ジェニファー・ウィルス』は
その話に興味をもち、真実を確かめるためウエスト館の近くへとやってきた。
しかし、突然の雷雨に見舞われ2人は誘われるように館に足を踏み入れてしまう。
が、その瞬間、リックは怪物に襲われ瀕死の重傷を負ってしまう。
そして、ジェニファーは館の奥へと連れ去られてしまった。
絶望と死への恐怖。
薄れゆく意識の中、何者かの声が聞こえてきた。
『我が名はヘルマスク。
太古より覇者と共にあり、
強大な力を授けてきた仮面の精霊なり。
若者よ、お前が望むなら力を貸してやろう』
・・・ジェニファーを助けたい。
リックは仮面を手に取り、顔へと被せる。
すると、ヘルマスクの力により傷は癒え、
破壊的な力が体にみなぎる。
立ち上がったリックは、ジェニファーを救うべく
前人未踏の領域へと足を踏み入れる。
忌わしき、呪われた館。
『スプラッターハウス』の深部へと・・・。
【ホラーゲームの金字塔】
いまでは多くのホラーゲームが出ているけど、
この時代にホラー映画をパク・・・失礼、インスパイアした
ゲームってのはほとんどなくて、それはもう強烈な衝撃と共にデビューしたのが
このスプラッターハウスなんだ。
映像のグロっぽさもさることながら、何よりシナリオがいい!
というか、このページは多くのネタバレ含むから
これからプレイしようと思うひとは、決して見てはならない。
さて、今回はストーリーに沿って話を進めてみよう。(´―`)
まず、雷雨と共に館が映し出されて、リックとジェニファーが
山道(森?)を走っていくんだけど、とりあえずジェニファーがコケる。
・・・けどまあ、ソコはどうでもいいな。
で、館に入ってジェニファーの悲鳴が!
・・・けどまあ、実際はオッサンの声だが。
※このゲームの作曲をした人の声をがんばって加工したらしいよ!
で、仮面をつけると何故かリックがハゲてマッチョになる。
ほら、よくある話。
強大な力を得る代わりに代償を支払わなくてはならないとか・・・。
まあ、知らんけど。(´ω`)
【まず、死ぬ】
とにかく、ふざけてるほど罠が多い。(´-ω-`)
1面のボスである『ボディイーター』は、巨大なヒルっぽいのが
山ほど出てくるのだけど、全部倒したあと画面左上に吊るしてある死体から
ぴょーんと1匹飛び出してくるから、ぼんやりしてるとダメージを受ける。
残りライフ1だったら即死なワケで。
2面も同様。
『ポルターガイスト』がボスなんだけど、飛び回る椅子やナイフ等を倒したあと
最後に中央天井のシャンデリアが落下してくる。
しかし、ウエスト博士が怪物を作ったのはわかるけど、
ポルターガイストは『霊』のような。
3面ボスは頭に袋をかぶった両手チェーンソー野郎の『ピギーマン』。
まともにやると中々手ごわいけど、うまくショットガンを持っていけば楽勝。(゚∀゚)
そうそう、3面で『ノブー』と呼ばれる崩れた胎児のようなのが這ってくるんだけど
このゲーム中では中々のインパクト(見た目が!)。
4面でようやくウエスト館の本館に突入。
鏡の通路では当然(?)『ミラーリック』が飛び出てきて攻撃を仕掛けてくる。
まあ、こいつのスライディングが実にうっとうしい。
あー、言い忘れてたけど、リック最強の攻撃は
スライディングキック
なんよな・・・。(´ω`)
というか、ヘルマスクさあ・・・。
太古から覇者に力を与えてきたって言うけど、
サッカー選手に力を与えてきたとかそういうのなんじゃないの?
・・・話が逸れた。
で、4面のボスは礼拝堂で『イービルクロス』と戦う。
逆さの十字架の周囲に生首がくるくる回ってるヤツ。
まあ、斧でスコーンスコーンやってればすぐ終わる。
そのあと、礼拝堂に光が射してパイプオルガンの音楽が流れる。
リックは無言だけど「なんか祈ってるんだろうなぁ」と想像してしまう。
その直後、またもジェニファーの悲鳴。
さあ、急げリック!ジェニファーは近いぞ。(`・ω・´)
5面はルートがいくつか分かれていて、迷路のようになっている。
道中、ポルターガイストやマドハンド(違う)、ボディイーター、
ミラーリック等があの手この手で攻めてくる。
ルートによっては「@※\#%、ハッ!」と掛け声と共にゾンビを蘇生させる
『マスターデッド』が出るんだけど、ここの曲だけなんかバカっぽくて笑える。
ちなみに掛け声はなんて言ってるか聞きとれん。『ハッ!』の部分だけだと
ウル○ラマンの掛け声にちょっと似ている。(ボソ
そして、苦難の末ついにジェニファーを見つけるワケで!
ソファーに横たわるジェニファーの周囲を異形の怪物どもが囲っていたから、
「お、やるんか?」と思ったけどヤツらさっさと逃げ出した。
美しい曲が流れ、ジェニファーに駆け寄・・・らないリック。
ゆっくりと立ち上がるジェニファー。
『オー、マイ ダーリン・・・』
よし、助けて脱出だ!と思ったのも束の間。
ジェニファーは突如苦しみ始め、悲鳴とともに異形の姿へと変貌する。
『アーッ、ハッハッハ!』
このジェニファーの笑い声が頭から離れなかったっけなァ・・・。
そして、対ジェニファー戦に突入。
ダメージを与えていくと時折元の姿に戻って『助けて・・・』と懇願してくる。
しかし、ついにリックはジェニファーを殺してしまう。
倒れたジェニファーを抱え上げると、リックの腕の中で
『ありがとう・・・』
と残し、灰になって消えてしまう。
初回プレイ時は『ポカーン・・・』としていたのを覚えてる。(´-ω-`)
そのあと、考える間もなく、怪物が挑発(?)に現れるんよ。
しかし、戦う目的を失ったのにどうして戦うんだろう。
館から脱出するため?
いやいや、俺はこう感じた。
無表情の仮面から、ハッキリと『怒りと復讐の念』を感じとれたんよ。
そして、6面『胎内洞』に突入。
そこでかかる曲が、今、ここで聴いてもらっている曲なんだ。
だから、この曲が一番印象深いし、好きだった。(´ω`)
そんなで、気合いを入れなおして内臓のようなステージを進んでいく。
そして、ついに次々と怪物を生み出している元凶『マザー』を倒す。
ようやく7面、最終ステージ。
燃えさかる森を突き進むリック。
すると、森が開けたところに『墓 (十字架)』があって、
仮面の魂(ヘルマスク?)が十字架に吸い込まれていくんよ。
したらば、怪獣よろしく雄たけびあげながら『ヘルカオス』がご入場。
崩れた顔面。
肉の削げ落ちた巨大な両腕。
こいつがラスボスか!とすぐわかる貫禄だ。 (´―`)
ちなみに、このラスボスの曲も良くて、基本は恐怖心を煽る曲でありながら、
途中からキレイなメロディに展開していくんよ。
ジェニファーを救えなかったリックの悲しみを
表現した(?)寂しげなメロディが心の琴線に触れるんだよなあ。
ま、勝手な解釈だけど。(゚ω゚)
そして、エンディング。
燃えるスプラッターハウスを背に立ちつくすリック。
物悲しいメロディがこれまでの戦いを思い出させるんよな。
これまた、ほんと名曲。
で、役目を終えたのか、仮面が砕け散っておしまい。
・・・いや、ウソついた。
最後の最後で、砕け散った破片が集まり
元の仮面にもどる。(゚Д゚)
そして、けたたましい笑い声が響きわたるワケで。
怖えぇ・・・。(;゚ω゚)
【次世代リック】
一応、360とPS3にスプラッターハウスが発売されている。
こちらはまったく新しいシナリオで作っていて、賛否両論の問題作。
例えば、ウエスト博士はしょっぱなから生きてるし、仮面がペラペラとよく話す。
まぁ、個人的な感想だと決して悪くないゲーム。
しかも、前作シリーズ3部作を全収録しているオマケつき。
興味があるひとは、ぜひプレイをオススメ。(´―`)
〜 あとがき 〜 今回は、ナムコ(現バンナム)の超異色アクション『スプラッターハウス』より 『胎内洞のテーマ』をアレンジしてみた。 まあ、アレンジというのはクチばかりで、9割原曲通りというのはPOD的に 正常だと言える!・・・はず。(´-ω-`) しかし、この曲は細かい音が耳コピーしづらくて音が違っている可能性大。 それから、原曲よりはるかにデジタルちっくになってしまった感が否めない。 少しくらいこもった感じのほうがおどろおどろしくてイイ気がするけど、 まあ、そのあたりはアレンジってことでスッキリ我慢してくれるとイイネ! ちなみに『G.S.M. NAMCO 2 −WINNING RUN−』というサントラに スプラッターハウスの曲が収録されていて、胎内洞とエンディング曲の アレンジメドレーが聴けるから、ゲーム音楽好きならそっちも要チェック! 2013.8.15 RAYSLAY |
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