赤い大地と共に

今回の旅について


最後まで付き合って頂きありがとうございました。

本来、夏休みに1週間、タイのカオサンで焼き鳥でも食ってのんびり過ごそうと思い今回の旅を計画したのですが、一度貧乏旅をして。日本社会のシガラミから完全にドロップアウトした自分がそこに居て、そんな自分が異国の中で比較的うまく馴染んでしまった。そんな経験をしてしまうと1週間があっと言う間に3週間と長い計画になってしまった。以前、聞かされていた国、ラオス、「あそこは何も無い国、でもそれがいいんだよな!」そして、タイとは隣国、その上日本とは全く異なった社会主義の国。心は高鳴るばかりで終止符が打てなくなってしまったのです。仕事先で無理矢理休みをもらい、いざ、出発。インド帰りにほんの少し立ち寄ったタイ、インドやネパールのような閑散さが無く、かわりに人々の優しい笑みが溢れている、無条件で旅人を迎え入れてくれる国、タイ。今回ももちろんそうであったしこれからもそうであって欲しい。でも知っているだろうか?タイ人は世界一の肩凝り人種だそうです。あの笑みの裏側にはとても他人に気を使っている部分があるのです。そんな話を知ったのは旅が終わってからだったと思いまう、今思えばあの時そんな彼等に相応の対応が出来ていあたのだろうか?少し頭が痛い気が今はあります。してラオス。社会主義の国の人は少々冷たいのではと僕は当時思っていた。多少の恐さ(社会主義=軍国主義)みたいな物も感じていたのも事実だ、しかし結論的には全くの誤解であった。タイと同じ位に屈託が無く、そして限り無くスローな時間がそこに在った。メコン河を渡ると沢山の子供達が遊んでいたし、イミグレーションもねーちゃん一人で一瞬の疑いの眼を見せずに僕を迎え入れてくれた。少し言葉は悪いが緊張感はまったく無く、無駄話しをしたくらいだった。3日も居れば恐さなどと言う物は完全に無くなってしまい社会主義イメージ何かも吹き飛ぶくらい、時間はメコンのようにスロースローで流れて行くのだ。そんな時間の流れが僕の写真に写っていただろうか。心配だ。今回の旅もあっと言う間に終わり改めて思い起こして見ると反省点ばかりだったように思います。トラブルが有った訳ではありませんが。彼等から貰った物は大切な事で。僕は、そんな彼等に何か渡せたのだろうか、ダメだったろう。でも旅を通じてそんな気持ちをもっともっと養って行きたいと思う。いつか彼等に大切な物を与えられるように。最後にこの文を書くのが遅れてしまい旅のディテールはかなり損なってしまった事をお詫びします。しかし、インド、ネパールほど刺激は無いかもしれないけれどあまりのも自然な人々の営みがそこには在ったし、異国ではあるけれど日本と変わらない暮らし、すぐに忘れてしまうような日常。同じアジア人の性だろうか。僕にはまだ解らない、僕のホームページを観て、これらの国に行こうと思っていただければ幸いであり、是非そんなごく自然な時の流れを身体で感じて欲しいと思います。言い訳がましくなって終いましたがこれをもって、今回の旅に付いて(編集後記)とさせていただきます。本当に付き合って頂き有難うございました。

 

20002,2,12  Nobuyoshi Takabe

 


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