カトマンドゥに向かうメインルートとは言ってもこれしかないのだが。道沿いには小さな村々がけっこうある。そんな中の一つバス、トラック相手のドライブインだけしか無い村、Ramde Bazar。手招きされて食堂に入るとおねえちゃんが水を出し、「どうする?」って感じでこちらを見る、すかさず僕が腹減ったといわんばかりに手を口にやると、何やら作り始める、メニューなどは必要無いこの辺では主食のダルバートか飲み物しかないのである。おねえちゃんがあんまりかわいいので食後カメラを出し撮っていいかと言うと「はずかしいから彼を撮ってくれ」と言う、カメラを向けると彼もまた、はずかしそうに照れていた。村と言うのがつらいくらい小さなこの村で彼は何を思い、考え生きていくのだろうか。
夕立ちにあい、民家の軒先で雨宿りをしていると優しいおじさんが教えてくれたホテル&ロッジ。部屋は板張りの天井までない仕切だけおまけにトイレは人が寝ている間を抜け、畑の奥にあるという、ホテル&ロッジとは言い難い宿、しかしここでの一夜は良い思い出となった。