スラップ・ハッピーのメンバーでもあるピーター・ブレグヴァドの6枚目のソロアルバムです。
前作から引き続き盟友のジョン・グリーヴスとクリス・カトラーが参加しています。スラップ・ハッピーがヘンリー・カウと合併したときは、メンバーの中でピーターが一番キャラが違っていて浮いている感じがしたんですが、こうして後々にも共演して良い作品を出してくれたことを考えると、ムダではなかったんだなと思います。
何度もコラボレイトしているジョンとの息はもちろんピッタリ。さらに、クリスのドラムのシャープなドタバタ感がピーターの脱力感のある曲調に妙にフィットして、心地よいグルーヴがもたらされています。それは特に2曲目のタイトル曲に顕著です。
また、再結成したスラップ・ハッピーではダグマーのヴォーカルで再演される4、9曲目も、このアルバムで聴くと、なるほどピーター節だな、と納得します。もちろんどっちのヴァージョンもサイコー。
2001/07/03