てぃんさぐぬ花

沖縄県民謡  瑞慶覧 尚子 編曲

てぃんさぐぬ花や
爪先ちみさち)に染(す)みてぃ
親(うや)ぬゆ(言)し言(ぐとぅ)や
肝(ちむ)に染(す)みり

                   (訳)てぃんさぐぬ花は
                      爪先に染めるものだが
                      親の言う事は
                      心に染めなさい


夜走らす船や
ニヌファ星目当てぃ
我ん生ちぇる親や
我んどぅ目当てぃ

てぃんさぐとは「ほうせんか」の花のこと。
昔の沖縄の女性は、ほうせんかの花を
爪にぬっておしゃれを楽しんだ。