虹と雪のバラード
作詩 河邨 文一郎 作曲 村井 邦彦 編曲 青島 広志
<青島先生の解説>
札幌t冬季オリンピックにちなんで、トワ・エ・モアという男女のカップルが歌って
広まりました。詞のほうは、大変長いセンテンスを持ち、伝えにくいところもあります
が、曲はおごそかな中にも躍動感があり、1970年代の幕開けにピッタリでした(それ
以前の’60年代は、かなり幼稚な表現の曲が多かったのです)。
もともと合唱を想定して書かれたのではないかと思われるような曲ですから、人数
が多いほど望ましく、そこで初めて、終末の12/8拍子のダイナミズムが生きてこよう
というものです。
人数が少ない場合は、その部分はあまり重厚に作らないこと。
虹の地平を歩み出て
影たちが近づく手をとりあって
町ができる 美しい町が
あふれる旗 叫び そして唄
ぼくらは叫ぶ あふれる夢に
あの星たちのあいだに眠っている
北の空に
きみの名を呼ぶ オリンピックと
雪の炎に ゆらめいて
影たちが飛び去るナイフのように
空がのこる まっ青な空が
あれは夢? 力? それとも恋
ぼくらは書く いのちのかぎり
いま太陽の真下に生まれかわる
サッポロの地に
きみの名を書く オリンピックと