混声合唱のためのア・カペラエチュードA
みずのなか
作詩 谷川 俊太郎 作曲 松下 耕
松下 耕先生の解説によりますと、
昔は合唱というものがなかったのですが、中世の初期(西暦900年頃?)音を合わせて楽しむ
いわゆる合唱の基礎が出来ました。しかし拍子はなく、自由に合わせて歌うものでした。
この曲はそれを取り入れた作品で、楽譜には「自由に、しゃべるように」とあり、テンポ指定
拍子はなく、音符も符尾がない●や全音符等で構成されています。
更に中世の平行して音を合わせる手法を取り入れ、完全五度の和音となっています。
ここでは一例としての曲風にしてみました。また音の構成を判りやすくするため、弦楽四重奏風
の音でも聴けるようにしてあります。
みずの なかは
おかあさんの
おなかの なか みたい
ほわんと いい きもち
みずの なかは
とおい うちゅうの
どこか みたい
しいんと すきとおる