走れコータロー
作詩 池田謙吉 作曲 池田謙吉・前田伸夫 編曲 青島 広志
<青島先生の解説>
何という脳天気な曲!と、発表された当時は思っていましたが、このメロディーには明らかに
アメリカのウエスタン音楽の影響が感じられます(というより、そのものです)。ピアノパートの
右手はフィードル(ヴァイオリン)やバンジョーを模しています。このピアノパートは恐らく大変で、
練習曲として用いることもできるでしょう。
かけ声の男とナレーターは、個性豊かな人を選ぶこと。とくに後者のセリフは当時、子供たちが
こぞって真似、丸暗記して暮らすの人気者になろうとしたものです。
<F>からは競馬を見ている人々の乱痴気騒ぎです。ソリストたちは<K>からも、ちゃんと自分たち
で作曲して歌うこと。
スラップスティック・ギャグの演出を加えると更におもしろいでしょう。
これから始まる 大レース
ひしめきあって いななくは
天下のサラブレッド 四歳馬
今日はダービー めでたいな
*走れ走れ(走れ)コウタロー
本命穴馬かきわけて
走れ走れ(走れ)コウタロー
追いつき追いこせ引っこぬけ
スタートダッシュで出遅れる
どこまでいっても はなされる
ここでおまえが 負けたなら
おいらの生活 ままならぬ
(*くりかえし)