童声(女声)合唱組曲
あめつちのうた
作詩 林 望 作曲 上田 真樹
1.空のうた
空の不思議は朝の色
闇の底から光が射して
群青色から浅緑
そしてたなびく横雲は
薄紅(うすくれない)に頬染める
空の不思議は昼の色
春はほんのり霞がさして
夏は真青(まさお)に眩しく光る
そして秋には鱗雲
冬はどんより泣きべそだ
空の不思議は日暮れ色
東空から光が消えて
みるみる褪(さ)める茜の空に
入り日さす豊旗雲(とよはたぐも)も
暮れて夜空に星一つ